全国の中学生を対象に科学技術振興機構(JST)が開催した「第2回科学の甲子園ジュニア全国大会」において、筆記、実技競技の総合成績より、茨城県代表チーム「県立並木中等教育学校」が優勝に輝いた。 「科学の甲子園ジュニア全国大会」は、全国の中学生が理科や数学などの複数分野の競技を協働して取り組むことを通じて、科学と実生活のつながりに気付き、科学を学ぶことの意義や楽しさを実感できる場を提供することを目的に、JSTの主催により開催されている。 今回は12月5日~7日、Bum B東京スポーツ文化館で開催され、大会の選考には2万人を超える生徒がエントリー。最終的に各都道府県から選抜された47チームの282名が、理科や数学に関する知識と活用能力を駆使してさまざまな課題に挑戦した。 競技は筆記競技、実技競技の2種目を行い、その総合成績の点数順に順位を決定し、優勝チームには文部科学大臣賞が授与される。筆記競技では、理科・数学などの複数分野の知識に加え、新たに示された情報を統合することで課題を解決する能力が問われた。実技競技では、ものづくりの能力、コミュニケーション能力などを用いて課題を解決する能力が競われた。 今回の大会では、総合成績より茨城県代表チームの茨城県立並木中等教育学校が優勝。次いで第2位は福岡県代表チームの久留米大学附設中学校と福岡教育大学附属福岡中学校、第3位は愛知県の海陽中等教育学校だった。◆第2回科学の甲子園ジュニア全国大会優勝・文部科学大臣賞:茨城県チーム第2位・科学技術振興機構理事長賞・トヨタ賞:福岡県チーム第3位・全国中学校理科教育研究会会長賞・日本理科教育振興協会賞:愛知県チーム第4位:東京都チーム第5位:岡山県チーム第6位:岩手県チーム第7位:広島県チーム第8位:奈良県チーム第9位:長野県チーム第10位:香川県チーム