スマホの安全な利用を啓発「春のあんしんネット・新学期一斉行動」

 文部科学省は1月27日、学校やPTAなどに対して「春のあんしんネット・新学期一斉行動」について協力を依頼。初めてスマホなどを手にする機会が多い卒業や進学の時期に、安心・安全な利用のための啓発活動を促している。

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 文部科学省は1月27日、学校やPTAなどに対して「春のあんしんネット・新学期一斉行動」について協力を依頼。初めてスマホなどを手にする機会が多い卒業や進学の時期に、安心・安全な利用のための啓発活動を促している。

 高い利便性が得られる一方で、生活習慣の乱れやいじめ、犯罪被害の問題などにつながる恐れもあるスマートフォン(スマホ)。文部科学省や総務省などの関係省庁は、初めてスマホ、タブレット等を手にする春の卒業・進学・新入学の時期に重点を置き、スマホやソーシャルメディアなどの安心・安全な利用のための啓発活動の取組を、2月から集中的に展開する。

 学校に対しては、卒業式や入学式、保護者会、総合的な学習の時間などを活用し、保護者や生徒に対して、スマホなどを通じた有害情報の危険性や対策についての啓発活動、安心・安全な利用に関する意識を高め、注意喚起を促すよう呼びかけた。学習指導要領に基づき、各教科などの指導において、発達段階に応じた情報モラルに関する指導を行うことが重要だとしてる。PTAに対しても、入学前・入学後の各学校PTAの会合での積極的周知を依頼した。

 保護者に対しては、購入時におけるフィルタリングの徹底、家庭内におけるルール作りを推奨している。保護者は事業者からフィルタリングに関する説明を受けるとともに、フィルタリングの設定に際して、ID・パスワードなどを保護者が設定・管理をすることが重要。ルール作りに関しては、親子で話し合うことが大切としている。スマホだけでなく、オンライン機能があるゲーム機でも保護者による制限設定が行える。各社のホームページを確認して、子どもの安全な利用に努めたい。

 総務省ホームページからは、実例を挙げ予防法と対処法を紹介する「インターネットトラブル事例集」、学校や自治体が活動している事例を掲載した「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」などを閲覧できる。
《黄金崎綾乃》

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