東北への医学部新設、医師の4人に3人が「反対」…医師専門サイトが調査

教育・受験 学校・塾・予備校

医学部新設に賛成か、反対か
  • 医学部新設に賛成か、反対か
  • 医学部新設に賛成か、反対か
  • 医師専門サイト「MedPeer」
 医師の4人に3人が「医学部新設」について反対していることが、医師専門サイト「MedPeer」の調査から明らかになった。1979年以降、新設が抑制されてきた医学部だが、2014年に「東北医科薬科大学」の構想が選定された。

 「MedPeer」を運営するメドピアは、会員医師を対象に「医学部新設の是非」についてのアンケートを実施。2月6日から12日の調査期間で、4,014人から回答を得た。

 もっとも多かったのは「どちらかといえば反対」で、46.0%を占めた。「大いに反対」27.5%とあわせると、7割以上の医師が医学部新設に反対を示している。一方、賛成は「どちらかといえば賛成」21.0%、「大いに賛成」5.5%、あわせて26.5%だった。

 反対した医師の回答コメントをみると、「地域偏在は定数が増えても変わらない」「いずれ人口減により医師の必要数も減少する」などのほか、「不足しているのは勤務医で開業医は増加している」という意見や質の低下への懸念があがっていた。

 賛成の回答コメントでは、「へき地枠や産婦人科枠を増やすなど、医師の偏りが少なくなるようにできればいい」「量的に充足されないと質の向上につながらない」などのほか、母数の増加による負担軽減を期待する意見がでていた。また、「女医の割合が増え出産・育児で第一線を離れる医師が増えるため、増員は必要」といった指摘もあった。

 医学部新設については、2013年に文部科学省・厚生労働省・復興庁が東北地方に1校限定での新設を可能とする基本方針を発表。2014年には「東北医科薬科大学(応募主体は東北薬科大学)」の構想を選定し、2016年4月からの開設を目指している。
《黄金崎綾乃》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)