大分県「学校現場の負担軽減ハンドブック」改訂…業務改善や見直しに

 大分県は、子どもと向き合う時間を拡充する目的から「学校現場の負担軽減ハンドブック」を改訂し、公開した。同ハンドブックは、初版作成以降、学校現場との意見交換などを実施し、新たな負担軽減策を盛り込みながら業務改善の推進が行われているもの。

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「学校現場の負担軽減ハンドブック」
  • 「学校現場の負担軽減ハンドブック」
  • 校務改善のためのチェックシート
  • 「教職員のための休暇ハンドブック」
  • 大分県教育委員会ホームページ
 大分県は、子どもと向き合う時間を拡充する目的から「学校現場の負担軽減ハンドブック」を改訂し、公開した。同ハンドブックは、初版作成以降、学校現場との意見交換などを実施し、新たな負担軽減策を盛り込みながら業務改善の推進が行われているもの。

 平成20年5月に大分県教育庁内に設置された「学校現場の負担軽減のためのプロジェクトチーム」が、「学校現場の負担軽減ハンドブック」を平成21年2月に作成。その後も学校現場との意見交換などを行いながら、実態に即した負担軽減策を盛り込み改訂を行っている。内容は、学校現場だけでなく、校務や、教員の健康や休暇など多岐にわたる。今回の改訂は、第7次改訂となる。

 今回新たに追加された項目の1つ「出前研修の活用」では、大分県教育センターが学校、地域の教科部会、市町村教育委員会の研修を支援することが明記されている。校内研究や教科研究だけでなく、特別支援教育についての研修や、いじめ・不登校の未然防止と校内支援体制の充実のための研修などについても研修を実施できるようだ。

 ハンドブックでは、業務改善のための解決策がわかりやすくなるよう、チェクシートを用いている。同ハンドブックを使って、教員が心身ともに健康で、余裕を持って子どもと向き合うことができるよう活用されることが期待される。
《外岡紘代》

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