プロにきく子どもの教育資金や資金計画…インヴァランス宇田川大輔氏

 春からの新生活も一段落しつつある今、教育資金や将来への蓄えなど経済的なことが気になりはじめる方々もいるのではないだろうか。インヴァランス 取締役 営業本部長 宇田川大輔氏に教育資金や今後の資金計画について聞いた。

生活・健康 その他
インヴァランス 取締役 営業本部長 宇田川大輔氏
  • インヴァランス 取締役 営業本部長 宇田川大輔氏
  • インタビューに応える宇田川氏
  • 教育資金や資金計画に関しアドバイスを行う宇田川氏
  • 宇田川氏
  • インヴァランス
 春からの新生活も一段落しつつある今、慌ただしい日々に慣れ、さまざまなものに目を向けるゆとりが少し出てくると、教育資金や将来への蓄えなど経済的なことが気になりはじめる方もいるのではないだろうか。そこで、不動産投資をはじめ、資金計画にも詳しいインヴァランス 取締役 営業本部長 宇田川大輔氏に教育資金や今後の資金計画について聞いた。

◆お子さまに掛かる費用の見直しをするならこの時期

--保護者の方がこの時期に見直しておきたい資金の悩みや家計のポイントを教えてください。

宇田川氏:私自身も中学生と小学生の子どもがおりますが、住宅資金や生命保険といった、家計に負担が大きくかかってくるものについての見直しをしておくとよいでしょう。毎月見ているはずの家計ですが、教育資金となると、実際にどのくらい子どもに投資をしているのか把握されていない方が多くいらっしゃるように思えます。

 そこで、今一度、習い事や塾などにどのくらいの費用が掛かっているか、学習の計画と合わせ見直しをしておくことをお勧めします。また、保険に関してもいくら払っているか見直しが必要です。どういった保障内容なのか、費用はどのくらいかかっているのかをこの機会に見直しされたほうがいいのではないか、と思います。

 ちょうど新生活を迎えた方が多いと思いますので、お子さまの生活リズムも変わっているはずです。その節目に合わせ、家計の振り返りと今後の計画立てができるとよいですね。

◆節約、収入を増やす、投資するの3つで家計の見直しを

--資金計画を見直す際に、有効な節約や資金運用の方法はありますか。

宇田川氏:通常、手元の資金を増やすには節約や収入を増やすという方法のほかに、「投資する」という方法もあります。資金運用にはこの3つの選択肢しかないと考えてよいでしょう。

 しかし、節約といっても限度があります。家計を見直して月2万円節約できたとしても、貯まっていくお金というのは、年間通して24万円。10年間で240万円、30年で720万円です。これが多いか少ないかは人によって変わりますが、貯まるのはその程度です。

 住宅のローンを組まれている方であれば、住宅ローンの借り換えを検討されるのもよいでしょう。0.1%でも低い金利のところへの借り換えを検討されたり、生命保険を不必要であるほど払われている方もいるので、保障の見直しをするなど、抑えられるところは抑ることを心掛けてください。それから、先ほども申し上げましたとおり、お子さまの教育資金がどれくらい掛かっているのか、支出を把握しましょう。もちろん、収入を増やす、という方法もありますが、現実的には節約が第一です。

 そして、節約にも限度がありますので、さらにお金を増やしていくと考えれば、投資をしていくということも検討事項に入れてもいいと思います。

◆資金計画には長期的な目線が大切

--投資の方法で、特に有効と考えられるものはありますか。

宇田川氏:何を優先するかが大事だと思いますが、株式投資や不動産投資などが考えられますね。

 たとえば、株式投資は当然リスクもありますが、売却する目的ではなく、長期保有して収益を得るという目的であれば、ある程度安全性は高まります。不動産投資にしても、売却をする目的で持ってしまうと、売れなかったときは「損」になってしまいますが、それを貸し続けて家賃収入を得るという目的で購入すれば、安全性は高まります。

 不動産投資の強みは、経済的自由を手に入れることができることですね。一生働いて、その対価として労働収入を得続けることは難しいので、どこかのタイミングで、不労収入が必要になってくることを見越し、年金にかわるものを自助努力でつくっておけるとよいですね。

 不労収入を得続けることができる商品にもいろいろありますが、都心で強いのは不動産収入だと思います。なかでも、借り手がつけば安定して家賃収入が得られるマンションやアパートなどの賃貸経営が挙げられます。

◆夫婦で考えたい投資用物件の所持

宇田川氏:投資用物件は特に、東京で持つことが有効でしょう。東京は毎年人口が増え続け、10年後、20年後、30年後と長期にわたり賃貸需要が高く、将来の資金計画も立てやすくなると予想されます。

 最近は、頭金ゼロでマンションやアパートを購入して不動産運営をされる方も珍しくありません。私どもの不動産投資セミナーには40代、50代のご夫婦はもちろん、ここ最近は20代で参加される方も増えています。

 お子さまが小さな頃から投資用に物件を所持する方も増えてきた印象です。ご家族の家計事情ですから、長い目でそれぞれの資金運用のメリットとデメリットを見極め、ご自身の家庭にとって何が最適な資金運用の方法であるかを見定めてほしいと思います。

--ありがとうございました。

 インヴァランスは現在、定期的に不動産投資に関するセミナーを開催している。5月は13日、14日、20日、21日、27日に同社にて無料のミニセミナーを開催予定。不動産投資に興味のある参加者に向け、資金運用の方法を初心者でもわかりやすく講義する内容であるという。セミナーの詳細や予約は同社のWebサイトから閲覧、行うことができる。
《大倉恭弘》

大倉恭弘

大阪生まれ。美大卒、デザイナー出身のコピーライター。教育、ICT、スポーツなど幅広い分野のインタビュー取材に携わる。プログラミング、コーディングをこなし、4コマ漫画の連載も。企画・編集協力に「ナニワなんでもタイガース」他。趣味はウクレレ、Sonic Piを用いた楽曲制作、スケッチ、GIFアニメ制作。

+ 続きを読む

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top