advertisement

岩手県大船渡市の大規模火災、被災学生を支援…JASSO

 日本学生支援機構(JASSO)は2025年2月27日、岩手県大船渡市の大規模火災による災害で被害を受けた学生等への支援策について発表した。災害救助法適用地域の学生を対象に、給付奨学金の家計急変採用や貸与奨学金の緊急採用・応急採用を実施するほか、奨学金返還者に対する減額返還や返還期限猶予の申請を受け付ける。

生活・健康 大学生
日本学生支援機構
  • 日本学生支援機構

 日本学生支援機構(JASSO)は2025年2月27日、岩手県大船渡市の大規模火災による災害で被害を受けた学生等への支援策について発表した。災害救助法適用地域の学生を対象に、給付奨学金の家計急変採用や貸与奨学金の緊急採用・応急採用を実施するほか、奨学金返還者に対する減額返還や返還期限猶予の申請を受け付ける。居住する住宅に半壊以上の被害を受けた学生は、支援金の申請も可能。

 この支援策は、災害により家計が急変した学生を支援することを目的としている。対象となるのは、災害救助法が適用された地域の世帯に属する学生で、奨学金の給付または貸与を希望する者。申込みは在学している学校を通じて行うことができ、奨学金の種類は、給付奨学金、第一種奨学金(利子なし)、第二種奨学金(利子付)。

 災害救助法の適用地域としては、2025年に岩手県大船渡市で発生した大規模火災が新たに指定された。適用地域の詳細は、日本学生支援機構のWebサイトで確認できる。また、適用地域外であっても、同等の災害に遭った世帯の学生については、適用地域に準じた取り扱いが行われる。

 奨学金返還が困難となった学生に対しては、減額返還や返還期限猶予の申請が可能である。これには、「奨学金減額返還願」もしくは「奨学金返還期限猶予願」を日本学生支援機構に提出する必要がある。

 さらに、JASSO災害支援金として、災害により住居が半壊以上の被害を受けた学生には、10万円の支援金が支給される。この支援金は返還不要であり、外国人留学生も対象となる。申請は在学している学校を通じて行う。

 このような支援策は、災害によって影響を受けた学生の学業継続を支援するためのもの。日本学生支援機構は、災害被害を受けた学生が安心して学業に専念できるよう、引き続き支援を行っていく方針である。

《風巻塔子》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top