日本気象協会は、気象記念日である6月1日にあわせて、気象現象と災害を子どもたちにわかりやすく紹介するオリジナルアニメーション「わかりやすい気象現象と災害」を作成した。教育機関など公的機関を対象に限定配布する。 同協会は、子どもたちに気象災害への危機意識を高めてもらおうと、オリジナルアニメーションを作成。教育機関への配布を通じ、子どもたちが気象現象に関心を持って理解することで、災害に臨機応変な対処ができるようになることを目指す。 作品の第1弾「節子と台風」は、台風発生や台風に伴う現象の仕組みについて、気象予報士の「平松さん」と好奇心いっぱいの女の子「節子」が学んでいくストーリー。アニメーションは、今後5年間で9作品を作成する予定という。 制作者である日本気象協会・気象予報士の平松信昭氏は、「制作するにあたり、気象現象をいかに演出面からわかりやすく伝えていくかという点で非常に悩みました。専門家から見て、現象を正しく表現し、かつ、小学生にもわかるような演出でこれからも制作していきます」とコメントしている。