子どもたちの学習環境の向上と、若者たちのリーダーシップの育成を目的に活動している非営利組織「Teach for Japan(TFJ)」。TFJ創設者で、自身も1児の父親であるCEO 松田悠介氏に、TFJの目指す姿や日本の教育へのおもい、子どもたちの将来について聞いた。
教育・受験その他
子どもたちの学習環境の向上と、若者たちのリーダーシップの育成を目的に活動している非営利組織「Teach for Japan(TFJ)」。2015年で設立5周年を迎え、これまで教育現場に送り出された教師は第1期から第3期までで38名になる。また、教師支援プログラム「Learning for ALL」が独立法人化するなど、教育界で一目置かれる存在だ。
そして、学校を経営することで教育現場の環境改善を図ろうと、ハーバード教育大学院へ進学しました。ハーバードで出会ったのが、「Teach for America(TFA)」です。私が学校単位で改善を図ろうとしていたことに対し、社会全体を巻き込んで教育を変えようと取り組んでいたTFAに非常に感銘を受け、これを日本でも展開できないか、と考えるようになりました。これが契機となり、経営について学ぶために2年ほどコンサルティングファームでコンサルティングについて勉強をし、TFJを立ち上げたのが2010年のことでした。