グリーは7月16日、小学生がスマートフォンやインターネットの安心安全な利用方法を学べる情報モラル教材「事例に学ぶ情報モラル」を7月下旬より配布することを発表した。 グリーは、2013年に中学生・高校生を対象にした「事例に学ぶ情報モラル」教材を作成した。この教材は作成直後から全国の中学校や高等学校などから累計約60万部の申し込みがあり、2015年には消費者教育支援センターが実施する第9回消費者教育教材資料表彰で「特別賞」も受賞したという。 7月下旬に配布される情報モラル教材は、「事例に学ぶ情報モラル~正しく使おう!インターネット」。対象は小学4~6年生向けで、おもな配布先は教育機関や保護者。インターネット上で起こりうる「コミュニケーショントラブル」や「炎上事例」を題材に、問題点を整理しながらインターネット上での「適切なふるまい」や「正しい使い方」を学べる内容となっている。 選定されたトラブル事例には、中高生版の教材で培ったノウハウに加え、全国で行っている出張授業を通じて小学校の教育現場からくみ取った情報が生かされているという。また、同社によれば、事例は実際の小学校の先生や教育関係者との意見交換を通じて、より身近に感じられるものを選んだ。 教材は、同社Webサイトより申し込む。申し込むと、約26枚分のパワーポイント書類とワークシートデータが含まれたCD-ROM「教材」1枚や、教材の使い方や学習のねらいが解された「指導用手引書」1冊、「児童用冊子」1冊が郵送される。費用は、郵送費を含みすべて無料。 グリーは今後も、安心安全なインターネット社会の構築のため、啓発活動や教材提供を通じて青少年の健全な発展と育成を支援していくとしている。