IBM、東大含む200以上の大学と協力…クラウド開発者を育成

 IBMは7月22日(米国ニューヨーク州・現地時間)、IBM Cloudテクノロジーを用いた、支援プログラム「アカデミック・イニシアティブ・クラウド」を発表した。IBM Bluemixを使った、クラウド開発用教育コースおよびプログラムを、36か国200以上の大学に提供する。

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 IBMは7月22日(米国ニューヨーク州・現地時間)、IBM Cloudテクノロジーを用いた、支援プログラム「アカデミック・イニシアティブ・クラウド」を発表した。IBM Bluemixを使った、クラウド開発用教育コースおよびプログラムを、36か国200以上の大学に提供する。

 新プログラムはIBMのPaaSクラウド(Platform as a Service)であるBluemixを使ったクラウド開発用教育コースおよびプログラムで、自身でビジネスを立ち上げる、あるいは業界リーダーとなるために必要な、どこにでも通用するスキルを身につけるためのプログラムである。大学の授業でBluemixを活用することで、理論だけでなくより実践的な教育が可能になるという。

 IBM Cloud Ecosystem and Developersのゼネラルマネージャー、サンディ・カーター氏は、「大学生からプロフェッショナルまで、将来のクラウド開発者に深い専門知識を提供するという私たちの取組みは、この業界の成長を維持するうえで欠かせない。」と述べている。

 同プログラムでは、教員にはBluemixフリートライアルへの教員用アクセス権(12か月間)と学生用アクセス権(6か月間)が付与される。いずれのアカウントも更新可能だという。

 2015年の秋より世界各国の大学で、IBMの教材、テクノロジー、手法を利用した250を超えるコースおよびプログラムが開始する予定。Bluemixの活用を中心に、コンピューター・サイエンス、情報テクノロジー、アナリティクス、データサイエンス、モバイル、起業家の育成など、さまざまなコースが提供される。

 提供が予定されているのは、ベングリオン大学、カーネギーメロン大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、インド情報技術大学、アイルランド・ナショナル・カレッジ、シンガポール国立大学、ノースウェスタン大学、カルフォルニア大学アーバイン校、ケンブリッジ大学、南カリフォルニア大学、シュトゥットガルト大学、東京大学など。36か国200以上の教育機関での提供を予定しており、20,000人を超える学生が利用できる予定だ。
《外岡紘代》

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