国家公務員採用総合職試験2015、合格者最多は「東大」459人

 人事院は7月31日、平成27(2015)年度の国家公務員採用総合職試験の合格者を発表した。合格者の受験番号が人事院のホームページに掲載されている。倍率は、院卒者試験が4.7倍、大卒程度試験が17.4倍。もっとも多く合格者を出した大学は東京大学で計459人だった。

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出身大学別合格者数一覧(10人以上)
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 人事院は7月31日、平成27(2015)年度の国家公務員採用総合職試験の合格者を発表した。合格者の受験番号が人事院のホームページに掲載されている。倍率は、院卒者試験が4.7倍、大卒程度試験が17.4倍。もっとも多く合格者を出した大学は東京大学で計459人だった。

 国家公務員採用総合職試験(院卒者試験・大卒程度試験)は、主として政策の企画立案等の高度知識、技術または経験を必要とする業務に従事する係員の採用試験。第1次試験は5月24日、第2次試験は筆記を6月28日、政策課題討議と人物試験を7月2日から7月17日の間に実施した。

 試験の実施結果について、院卒者試験は採用予定人員227人に対し、申込者数3,106人、合格者数655人で、倍率は4.7倍。大卒程度試験は、採用予定人員470人に対し、申込者数18,676人、合格者数1,071人で、倍率は17.4倍となった。倍率は前年度と比べ、院卒者試験が0.9ポイント減少、大卒程度試験が4.2ポイント増加した。

 平成27年度より外部の英語試験を活用することとなり、加算措置を受けた合格者数は、院卒者試験が429人(65.5%)、大卒程度試験が707人(66.0%)で、合計1,136人(65.8%)であった。

 総合職試験全体の出身学校別合格者の割合は、国立大学が70.2%、私立大学が27.2%、公立大学が2.2%、その他外国の大学等が0.3%。また、合格者の出身学校数は、全体で103校(前年度123校)、10人以上の合格者を出した大学は25校(昨年度32校)であった。もっとも多く合格者を出した大学は「東京大学」459人、ついで「京都大学」151人、「早稲田大学」148人、「慶應義塾大学」91人、「東北大学」66人となった。

 合格者は、8月5日より行われる各府省による面接などを経て、平成28年4月に採用される。

◆出身大学別合格者数(上位10位)
1位「東京大学」459人
2位「京都大学」151人
3位「早稲田大学」148人
4位「慶應義塾大学」91人
5位「東北大学」66人
6位「大阪大学」63人
7位「中央大学」58人
8位「北海道大学」54人
8位「一橋大学」54人
10位「東京工業大学」53人
《工藤めぐみ》

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