麗澤大学(千葉県柏市)は、8月25日に高校教員を対象とした「高校教員のための道徳教育講座」を開催する。平成25年度から千葉県の県立高等学校において必修化された「道徳の時間」の授業展開の一助として行なうもので、今回で3回目となる。 道徳教育は近年改めて必要性が求められており、平成27年3月には学校教育法施行規則並びに小学校学習指導要領および中学校学習指導要領等の一部改正が行なわれ、道徳の時間が「特別の教科 道徳」として新たに位置付けられた。平成30年度から小学校で、平成31年度からは中学校で「特別の教科 道徳」の検定教科書を用いた授業が順次実施されるという。 千葉県の県立高校においては平成25年度より「道徳の時間」が必修化されており、同大学では平成25年、26年と過去2回にわたり高校教員を対象とした「道徳教育講座」を実施してきた。今回は「道徳教育の本質と実践~高等学校における道徳教育~」をメインテーマに、「道徳とは何か」「どのように教えたら良いのか」などについて考察する機会を提供する。 当日は、千葉県教育庁教育指導主事や茨城県教育庁教育指導主事がそれぞれの県の道徳教育の現状と課題について講演を行うほか、千葉県松戸高校教諭による千葉県の道徳教育の事例報告、大学教員による心理教育的アプローチからのモラル教育など、5つの講演が行われる。 参加は無料。参加にはメールもしくはFAXでの事前申込みが必要となる。なお、8月4日にいったん申込みの受付を締め切ったが、申込み枠にまだ余裕があるため引き続き申込みを受け付けている。◆高校教員のための道徳教育講座日時:平成27年8月25日(火)13:00~17:30会場:麗澤大学 校舎「あすなろ」 2505教室参加費:無料申込方法:大学Webサイトに掲載の申込み用紙に必要事項を記入のうえ、メールまたはFAXにて申し込む