東京都の学力調査で出題範囲に誤り

 東京都教育委員会は8月18日、平成27年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」の中学校国語において、出題範囲の誤りがあったことを発表した。出題範囲を超える3問については、調査・分析の対象から外すという。

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 東京都教育委員会は8月18日、平成27年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」の中学校国語において、出題範囲の誤りがあったことを発表した。出題範囲を超える3問については、調査・分析の対象から外すという。

 学校教育の改善・充実を図るため、都内公立小学校5年生と中学2年生を対象とした「児童・生徒の学力向上を図るための調査」(全数調査)が7月2日に実施された。

 中学校以上で学習する漢字の読みは学年配当がないため、中学校国語の調査問題では小学校で学習した読みを出題範囲としている。しかし、今回の学力調査で、「本望」「担いで」「省みる」の読みをひらがなで書くという問題が出題された。この3つはいずれも中学校と高校で学習する漢字であり、出題範囲を超えていることから、調査問題から除外し、調査・分析の対象にしないこととした。

 なお、学力調査の問題と解答は東京都教育委員会のホームページに掲載されている。調査の都全体および区市町村別結果は、平成27年11月に公表予定。
《工藤めぐみ》

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