慶應義塾大学は11月12日、同大学が進める「スーパーグローバル事業」の「安全クラスター」で進めている研究プロジェクトの成果報告を行う公開講座「アジア太平洋地域のシステムの未来とシステム安全の未来」を実施する。参加無料、申込不要で、誰でも参加できる。 慶應義塾大学は、文部科学省による「スーパーグローバル大学創成支援」事業において世界レベルの教育研究を行うトップ型(タイプA)として採択されており、「長寿」「創造」「安全」の3つの文理融合クラスターを中心に教育面での改革や充実、グローバルな研究の展開を推進している。 「安全クラスター」では、自然環境や公衆衛生に関する「生活におけるリスク」、金融やサイバーセキュリティーに関する「経済におけるリスク」、地域安全保障や法統治に関する「地政学的なリスク」などの研究が行われており、今回の公開講座は「安全クラスター」で進めている2つの研究プロジェクトの最新の成果を報告するもの。 当日は、安全クラスター・リーダーを務める同大学法学部の大石裕教授による「安全クラスター」研究プロジェクトの概要説明のほか、「アジア太平洋地域のシステムの未来」「システム安全の未来」の2つの研究プロジェクトに関する報告が行われる。学生はもちろん、誰でも自由に参加できる公開講座のため、多くの方に来場してほしいとしている。 なお、スーパーグローバル大学トップ型(タイプA)は世界大学ランキングトップ100入りを目指している。2015年9月30日(英国現地時間)に発表されたタイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education、THE)による世界大学ランキングでは、慶應義塾大学は501位から600位の間にランクインしている。◆安全クラスター公開講座「アジア太平洋地域のシステムの未来とシステム安全の未来」日時:2015年11月12日(木)14:30~17:00会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 北館ホール参加費:無料申込み:不要、自由参加