NTT・追手門中高・すららが共同結果発表、生徒の48%が自学習時間増加

教育ICT 先生

教育ICTの整備・活用情報サイト「教育スクウェア×ICT」
  • 教育ICTの整備・活用情報サイト「教育スクウェア×ICT」
  • 「ICTを活用した新たな学びの実現に向けた共同トライアル」の「成果」と「課題」について
 NTTグループは10月28日、追手門学院大手前中・高等学校、すららネットと協力し実施した「ICTを活用した新たな学びの実現に向けた共同トライアル」の成果などを公表。活用力の向上や知識・理解が深耕する効果が見られた。また、半数近い生徒の自学習時間が増加した。

 共同トライアルの実施期間は2015年4月から7月末までで、対象教科は英語。実践にあたり「すらら」が実施するPC教室に加え、普通教室に電子黒板や1人1台タブレット、無線LAN環境等のICT環境を構築し、授業支援アプリケーション「テックキャンパス」が活用できる環境を整えた。授業では、(1)生徒の個別学習システム「すらら」を活用した事前学習、(2)「すらら」学習履歴をもとにした授業設計、(3)タブレット等のICTを活用した協働学習、(4)生徒の「すらら」を活用した事後学習(復習)という4つの流れを1つの型として、中学3年生クラスで合計6回実践。生徒の「総合的な学力向上」、教員による「多面的な指導・評価」などの新たな学びの実現可能性を検証した。

 NTTグループが運営する情報サイト「教育スクウェア×ICT」では生徒および教員にアンケートやインタビューを行った結果の一部を紹介している。生徒へのアンケートでは、「ほとんどそう思わない」を1、「あまりそう思わない」を2、「少しそう思う」を3、「わりにそう思う」を4として平均値を算出。

 「本日の授業内容がよくわかったか」という質問では、実践前3.1だった数値が最終実践授業後には3.5に上昇。「本日の授業の内容を何も見ずに、活用(話す、書くなど)することができるか」という質問でも、実践前2.5だった数値が3.2になっている。活用力の向上に加え、知識・理解を深めることに効果があることがわかった。また、48%の生徒が、予習・復習といった自学習時間が増えたと回答しており、特に「復習」は26%にのぼった。

 教員による「多面的な指導・評価」については、「グループ学習の役割分担から見える新たな生徒の一面が今後の生徒指導や評価に役立つ可能性」を確認できたという。今後は、より教員が活用しやすいように、個別学習システムと授業支援アプリケーションで独立して管理している学習履歴を、統合して管理する必要性があるとしている。

 この共同トライアルでは多くの可能性が確認できたが、あくまで教員によって導かれたものだという。NTTグループでは、ICTを活用し教員の授業や生徒の学びをサポートすることで、新たな学びの実現に取り組んでいくとした。なお、この取組みについては、NTTグループの教育ICTの整備・活用情報サイト「教育スクウェア×ICT」から閲覧できる。
《黄金崎綾乃》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)