歯科プレスセミナーはこれまでに、口腔がん、アンチエイジング医学、口腔機能と脳の科学、肺炎予防のための口腔ケアなど、歯科医学・歯科医療から国民生活を考えるテーマについて講演を行なってきている。司会を務めた日本私立歯科大学協会副会長の小林馨氏(鶴見大学歯学部長)からは、「対象疾患に変化が出て起きており、歯周病が2型糖尿病、心血管系疾患、未熟児・低体重児出産などと関連することが分かってきている」との紹介もあった。まさにこれからの歯科医療は、単に虫歯治療にとどまらず、私たちの体の健康やQoL(Quality of Life)と直結するものと言えるだろう。