【センター試験2016】(2日目)理科2の難易度…化学は難化・生物は易化

 大学入試センター試験2日目の4教科目に試験が実施された理科2(物理/化学/生物/地学)について、東進、ベネッセ・駿台、河合塾、代々木ゼミナール、城南予備校の大手予備校が速報した難易度をまとめた。昨年と比較分析している。

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  • 予備校別 難易度「理科2」
 大学入試センター試験2日目の4教科目に試験が実施された理科2(物理/化学/生物/地学)について、東進、ベネッセ・駿台、河合塾、代々木ゼミナール、城南予備校の大手予備校が速報した難易度をまとめた。昨年と比較分析している。

◆物理
 東進とベネッセ・駿台が昨年並み、代々木ゼミナールと城南予備校がやや難化とした。22時30分現在、河合塾は発表していない。昨年並みとした東進は「分野の偏りなく多くのテーマから広く出題されており、問題設定の把握や時間配分で苦労した受験生が多いのではなかろうか。全体として、難易度は標準的と言えるだろう」、やや難化とした代々木ゼミナールは「難易度としては標準的だが、全体的に思考力を要する問が増加し、昨年よりやや難化」などと分析した。

◆化学
 発表しているすべての予備校(22時30分現在、城南予備校は未発表)が「やや難化」とした。ベネッセ・駿台は「高分子化合物が必答問題でも出題。問題難易は昨年よりやや難化」、代々木ゼミナールは「知識問題は比較的解きやすかったが、考察力を要する問題や手間のかかる計算問題が増加したため、全体的にはやや難化した」などと分析した。

◆生物
 ベネッセ・駿台と河合塾が易化、その他がやや易化とした。易化とした河合塾は「詳細な知識を問う問題や紛らわしい選択肢が減少し、選択肢の数も減少した。また、難易度の高い考察問題も減少したため、昨年に比べて易化した」、やや易化とした東進は「実験考察問題の分量が多いが、知識問題がやや易しめで、昨年よりやや易化した」などと分析した。

◆地学
 東進と代々木ゼミナールがやや難化、河合塾がやや易化、ベネッセ・駿台が易化と評価がわかれた。22時30分現在、城南予備校は発表していない。やや難化とした代々木ゼミナールは「旧課程の地学Iの範囲外や扱いの小さい項目からの出題が目立った」、易化としたベネッセ・駿台は「大問数減少。『地球の大気と鉱物』『宇宙膨張』から選択。問題難易は昨年より易化」などとした。

 詳細については、各予備校のWebサイトで確認いただきたい。
《田村麻里子》

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