【高校受験2016】北海道公立高校入試<国語>講評…昨年と比べて難化

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2016年度 北海道公立 国語 講評
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 平成28(2016)年度北海道公立高校入学者選抜学力検査が3月3日に実施された。リセマムでは、道内で多数の学習塾を運営する練成会グループの協力を得て、学力検査の「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に公開する。

◆<国語>講評(練成会グループ提供)

 大問四題という出題形式は例年どおりだが、記述問題の配点が高くなり、また解答作成までの手順の難度が上がったため、標準問題および裁量問題とも昨年より平均点は下がると予想。出題の特徴は次のとおり。

 大問一は、漢字の読み書きや述語の書き換えなどの知識および説明的文章の読解という基本的な問題での構成。問三は多義語に関する記述問題。

 大問二は、熟語の構成や熟語の誤字指摘など語句の知識が問われている。特に、問二(2)「収集」は同音異義語の「収拾」など、それぞれの熟語の意味を正しく理解できているか否かが問われた良問。問三(3)の条件作文は、与えられているアンケート内容の細かい分析が必要。

 大問三は、場面や比喩表現の内容、人物の心情を問う問題での構成。問三は「せわしなく鳴き続ける」が何をたとえたのかを的確にとらえ、表現しないと得点しにくい問題。問四は「やさしい表情」という指定語句が何をさしているのかを具体的に明示して記述することが求められている。

 大問四は動作の主体・主題など標準的な問題であったが、古文内容の細かな理解を重視した良問。

 学校裁量問題(大問三)の記述問題での配点が、昨年の11点から18点に増加。六十字程度の記述となる問二は、具体例であるシカとオオカミの関係、シカと他者との関係の二点をとらえて要約する必要がある。問四では、「人間」が考える生物界における自分自身の位置と筆者が考える「人間」についての主張をまとめなければならない問題。筆者の「人間」についての見方を的確にとらえないと大きな得点差になると考えられる。

 記述問題の配点については、標準問題の読解で総配点60点中24点、標準との共通問題部分も含めた裁量問題の読解で総配点60点中34点と、より一層表現力が重視され、問題も多様化している。豊かな語彙のもと、使用すべき表現の取捨選択や柔軟で論理的な思考が求められた出題といえる。

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 このレポートは2016年3月3日に速報として練成会グループにより作成されたもの。

協力:練成会グループ
《工藤めぐみ》

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