母親9割が実感、子どもの朝食は「野菜不足」…小中学生実態調査

 朝食で95%の母親が「子どもの野菜不足」を感じており、「もっと野菜を摂ってほしい」と考えていることが、アサヒ飲料の調査により明らかになった。母親と子どもにとって理想的な朝食の条件は、「栄養がある」「美味しい」「調理が簡単」などがあげられた。

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 朝食で95%の母親が「子どもの野菜不足」を感じており、「もっと野菜を摂ってほしい」と考えていることが、アサヒ飲料の調査により明らかになった。母親と子どもにとって理想的な朝食の条件は、「栄養がある」「美味しい」「調理が簡単」などがあげられた。

 アサヒ飲料が行った「小中学生の朝食の実態調査」は、小中学生の子どもを持つ母親を対象に実施。115名から回答を得た。調査期間は、2016年3月19日~30日。

 「朝食時に、子どもの食欲がないと感じることがあるか」を聞いたところ、72%の母親が「ある」と回答。「子どもが朝食を食べ残すことがある」は67%、「(過去1年以内に)子どもが朝食を抜いたことがある」は33%の母親が経験していた。

 また、「子どもに朝食を残さずに食べさせるのは大変だと思うか」には、64%が「そう思う」と回答。「普段はとても大食いなのに、朝は食欲がないようで、必ず残してしまう(小5男子の母親)」や「少しでも栄養を摂ってほしいので食べやすいように工夫しているが、一口で終わりにしたり、抜いたりしてしまうことが多い(小1女子の母親)」などの意見があがったという。

 さらに、朝食時の「野菜摂取状況」に関する質問では、「朝食において、毎日野菜を摂っている」子どもは全体のわずか27%。「摂っているが毎日ではない」46%、「摂っていない」27%という結果だった。また、朝食で「子どもが野菜を食べ残すことがある」と回答した人は57%にのぼり、「朝食において、子どもの野菜不足を感じるか」の質問では95%の母親が「感じる」と回答した。

 「朝食において、もっと子どもに野菜を摂ってほしいと思うか」と聞くと96%が「そう思う」回答。また、母親と子どもにとっての「理想的な朝食の条件」では、「栄養がある」92%、「美味しい」90%、「調理が簡単」84%、「食べるのに時間がかからない」77%などの回答が上位にあがった。
《外岡紘代》

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