第一弾は「おもてなし」DNPが協働学習教材を開発

教育・受験 小学生

実証研究の一環として八王子市立横山第二小学校で行われた「おもてなし」の公開授業
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  • 協働学習教材「おもてなし」
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 大日本印刷(DNP)は5月2日、協働学習プログラムの第一弾として、「おもてなし」を題材とした教材を開発したと発表した。小学校高学年向けのデジタル教材で、道徳、総合的な学習の時間、特別活動などでの利用が想定されている。

 他者と協働し主体的に行動できる児童・生徒を育成する教育プログラムの開発は、DNPが筑波大学や千葉大学などと共同で取り組んでいる。背景には、東京都が児童・生徒に対し、「自己を肯定し、自らの目標を持って、自らのベストを目指す意欲と態度」などの育成を目指している動きがあるという。

 2015年7月からは、東京都の数十校の協力を得て、小学4~6年生を対象とした実証研究も実施。実証研究を通じて、学校の先生などから寄せられた要望も取り入れ、協働学習教材の第一弾となる「おもてなし」を開発した。

 開発された教材は、アニメーションのキャラクターがゲームなどを交えてストーリーを進めていくデジタル教材。相手を思いやる「おもてなし」のコミュニケーションを通じて、人間関係の形成や社会参加の大切さ、マナーを学習する。知識の習得にとどまらず、グループワークや演習など、実践的な協働学習によって理解を深める内容となっている。

 解説は、年間約200校で「おもてなし」をテーマに講演している筑波大学の江上いずみ客員教授が担当する。教材は、千葉大学教育学部副学部長の藤川大祐教授が提唱するゲーム要素を取り入れた「ゲーミフィケーション手法」を活用することで、児童が自発的に授業に参加できるよう工夫された。

 扱う学習量は小学校高学年向けの2時限分で、道徳や総合的な学習の時間、特別活動などでの利用が想定されている。DNPでは、今回の「おもてなし」教材に続き、「ライバルや仲間と支え合いながら目標に全力で取り組むことの尊さを学ぶ教材」や「多様な人々や文化との共生を学ぶ教材」を5月以降に開発する予定。協働学習プログラムに関連し、2018年度までに累計3億円の売上を見込んでいる。
《奥山直美》

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