東京都は「新たな防犯力の確保」事業として、大学生の防犯ボランティアを育成する取組みを行うと発表した。大学が多く立地する地域で、育成講座やパトロール活動などの実地体験を実施する。募集は各自治体100名程度。多摩市で第1回の講座・体験を7月14日に実施する。 東京都は、2020年のオリンピック・パラリンピックの開催を控え、都民や来訪者が世界一安心だと実感できる都市になることを目指している。一方、都内で活動する現在約4,000の防犯ボランティア団体ではメンバーの高齢化が進んでおり、新たな担い手の育成が課題となっている。 そこで東京都は、区市町村と連携して地域の活動に参加する、大学生の防犯ボランティア育成に取り組む。大学が多く立地する区部2、多摩地域2の計4自治体で、防犯に関する知識・情報を提供する「若手防犯ボランティア育成講座」や、パトロールなどの体験および防犯ボランティア団体と交流の機会をもつ「パトロール活動等実地体験」を実施し、大学生ボランティアを育成する。 ボランティア育成講座は各地域1回、実地体験は各地域2回から3回実施予定。講座のみ、体験のみの参加も可能。募集人数は各自治体100名程度。 多摩地域では、第1回講座・体験を7月14日、ココリアホールおよび多摩センター駅周辺で開催予定。実地体験は今後も開催予定。これからの開催予定など詳細についての問い合わせは、東京都青少年・治安対策本部総合対策部安全・安心まちづくり課で受け付ける。◆第1回多摩市開催・若手防犯ボランティア育成講座日時:7月14日(木)17:00~18:30場所:ココリアホール・パトロール活動等実地体験日時:7月14日(木)19:00~20:30(予定)場所:多摩センター駅周辺