東京都は7月14日、平成28年度の都内私立高等学校(全日制)の入学状況について公表した。入学者数は59,703人で、前年度に比べ227人の増加。推薦入試の実質競争倍率は前年度を上回る1.12倍となった。 平成28年度の生徒募集校は前年度比1校減の182校、生徒非募集校は前年度同49校、募集停止校は前年度比1校増の2校。入学者数は59,703人で、前年度の59,476人に比べ227人(前年度比0.4%)の増加となった。 入学者の内訳では、併設中学校からの進学者数がもっとも多い23,012人で、構成比の38.5%を占めた。推薦入試による入学者数が16,215人(構成比27.2%)、一般1次入試による入学者数が20,220人(同33.9%)、一般2次入試による入学者数が256人(同0.4%)だった。 入試区分別にみると、推薦入試は、募集人員16,682人、合格者数20,949人で、入学者数は16,215人。実質競争倍率は1.12倍と前年度の1.11倍を上回った。 一般1次入試は、募集人員21,076人、合格者数59,062人で、入学者数は20,220人。実質競争倍率は前年度と変わらず1.38倍だった。一般2次入試は、募集人員445人、合格者数322人で入学者数は256人。 併設中学校からの進学者数は23,012人で前年度と比べ18人(前年度比0.1%)減少した。過去10年間の推移を見ると、併設中学校からの進学者数は平成24年度より毎年減少している。