大学通信が運営するWebサイト「キャンパスナビネットワーク」が、有名企業への実就職率ランキングを公開した。1位は一橋大で、2位東京工業大、3位慶應義塾大と続く。ランキング上位は難関大が占めており、トップ3には前年と同じ顔ぶれがならんだ。 実就職率ランキングは、2016年卒の大学生の就職状況について、会社規模や大学生の人気企業ランキングなどを参考に選定した有名企業400社への就職者の割合をまとめたもの。 一橋大の実就職率は62.1%で首位となった。2位の東京工業大は54.9%、3位の慶應義塾大学は46.6%。いずれの学校も2015年と比較して実就職率がアップしている。4位の早稲田大も37.1%と2015年よりも就職率を上げ、前年4位の電気通信大36.1%と入れ替わった。 ランキングをまとめた教育進学総合研究所によると、トップの一橋大は就職者総数が833人。規模の小ささで優位性があるとはいえ、三菱東京UFJ銀行や三井物産など、卒業生の6割以上が有名企業に就職しているという。2位の東京工業大も就職者総数が1,466人と少ないながらも常にランキング上位に入る。 また、大規模総合大学では慶應義塾大や早稲田大の就職率が高い。たとえば慶應義塾大では、2016年春の就職者数が5,703人と多いにもかかわらず、みずほフィナンシャルグループ174人や三井住友銀行114人など、半数近くが有名企業に就職しているという。なお、東京大は一部未回答のため掲載していない。 有名企業への実就職率ランキングは、Webサイト「キャンパスナビネットワーク」に今週の無料記事として掲載されているほか、ランキングの詳細を携帯サイト「教育進学総合研究所」で確認できる。◆有名企業への実就職率ランキング1位「一橋大」62.1%2位「東京工業大」54.9%3位「慶應義塾大」46.6%4位「早稲田大」37.1%5位「電気通信大」36.1%6位「東京外国語大」35.8%7位「名古屋大」35.7%8位「大阪大」35.2%9位「東京理科大」34.9%10位「上智大」33.4%