プログラミング的思考力を育成、ソニー「STEM101 Thinkシリーズ」

 ソニー・グローバルエデュケーションは9月14日、独自のカリキュラムに基づいたデジタル教材「STEM101 Thinkシリーズ」を開発したことを発表した。第一弾の算数学習サービスを、国内の学校や学習塾など法人向けに順次提供開始予定。

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STEM101 Think
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  • STEM101 Think 「デジタル教材 Think 3つの特徴」
  • STEM101 Think 「Thinkの使い方」
 ソニー・グローバルエデュケーション(SGED)は9月14日、独自のカリキュラムに基づいた算数学習デジタル教材「STEM101 Thinkシリーズ(ステムワンオーワン シンクシリーズ)」を開発したことを発表した。国内の学校や学習塾など法人向けに順次提供開始する予定だ。

 STEM101 Thinkシリーズは、STEM教育科目を初等教育向けに再編成したカリキュラム「STEM101」のうち、算数・数学を中核に数理センスや論理思考、空間認識を育成する思考力プログラム「Think」に準拠したサービスの第1弾。イラストやサウンド付きのデジタル教材で、算数・思考力を育成する。

 開設コースは、年長~小学2年生を対象にした「Aコース」、小学2年生~4年生を対象にした「Cコース」、小学3年生~5年生を対象にした「Eコース」の3つ。いずれのコースとも、小学生向けの算数をベースに図形やパズル、推論などの問題を扱う。所要時間の目安は1問あたり3~5分。教育現場の環境に合わせ、スクリーン共有方式か個別のPCに表示するかを選べる機能も搭載されている。対応言語は日本語、英語、中国語の3つ。外国語で算数・思考力問題を学習する教材としても利用可能。

 Thinkシリーズは、ソニー・グローバルエデュケーションが主催する世界最大級のオンライン算数コンテスト「世界算数(Global Math Challenge)」を想定したトレーニング教材としても機能する。利用できるコースの対象学年は小学2年生~6年生。Thinkシリーズには世界算数で用いられるという「5つの思考回路」の仕組みを導入しており、ソニー・グローバルエデュケーションは、Thinkシリーズの利用は昨今注目されているプログラミング的思考力(Computational Thinking)の育成につながるとしている。

 利用料は利用生徒1人あたり月額1,000円(税別)。利用申込みや詳細情報の問合せは、すべて「STEM101 Think」公式Webサイトの申込みフォームから行う。

 ソニー・グローバルエデュケーションは、2015年4月1日に設立されたソニーとソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)による教育サービス事業会社。創設以来、世界各国が教育や人材育成の分野で注力しているSTEM(Science:科学、Technology:技術、Engineering:工学、Mathematics:数学の頭文字、ステム)科目分野に注力したサービスを展開している。
《佐藤亜希》

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