IBMと企業教育研究会、中高生向けIoT授業プログラム開発

 日本IBMと企業教育研究会は9月14日、「IoT(Internet of Things、モノのインターネット)」を題材とした中高生向け授業プログラムを開発し、公立学校向けに提供すると発表した。授業プログラムを通して、社会の変化を前提とした情報キャリア教育を支援していく。

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 日本IBMと企業教育研究会は9月14日、「IoT(Internet of Things、モノのインターネット)」を題材とした中高生向け授業プログラムを開発し、キャリア教育を支援する日本IBMの社会貢献活動の一環として公立学校向けに提供すると発表した。授業プログラムを通して、社会の変化を前提とした情報キャリア教育を支援していく。

 企業教育研究会は、千葉大学教育学部、静岡大学教育学部、兵庫県立大学を基盤に活動する「企業と連携した授業づくり」を専門とするNPO法人。両者は、2014年11月にもビッグデータを題材に中学生向け授業プログラムを共同開発している。今回のIoT授業は、第2弾として高校生まで対象を広げる。

 あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」は、IT関連のキーワードとしてもっとも注目されているテーマの一つ。中高生にとっても自らを取り巻く環境の変化として身近に感じやすいことから、授業プログラムの題材とした。

 開発した授業プログラムは、1時間目と2時間目の各50分で構成。IoTをわかりやすく説明するため、パソコンの画面上で動作する仮想キャラクターを利用するほか、黒板消しを使った加速度センサーのデモなども行う。参加型の要素を多く取り入れ、IoTを活用したアイデアを議論し、クラウド・プラットフォーム「IBM Bluemix」を利用したアプリ開発も体験する。

 授業を通して、両者は社会の変化を前提とした情報キャリア教育を支援する。新しいサービスや生活が生まれる中、ITとの関わりにはコラボレーションが重要で、さまざまな選択肢から将来の職業選択や生活を豊かにしてほしいというメッセージを伝えていくという。
《奥山直美》

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