過去の英検成績を「英検CSE2.0スコア」に換算、新システムスタート

 日本英語検定協会は9月20日、過去に実用英語技能検定を受験した者が自身の成績を英検CSE2.0スコアに換算できるサービス「英検CSE2.0スコア確認システム」を、Webにて提供開始した。利用対象は、2005年度から2015年度までの受験者。

教育・受験 高校生
英検CSEスコア
  • 英検CSEスコア
  • 英検CSE2.0スコア確認システム
 日本英語検定協会は9月20日、過去に実用英語技能検定を受験した者が自身の成績を英検CSE2.0スコアに換算できるサービス「英検CSE2.0スコア確認システム」を、Webにて提供開始した。利用対象は、2005年度から2015年度までの受験者。

 「英検CSEスコア」は、ユニバーサルなスコア尺度CSEを英検の階級で表記したもの。国際標準規格CEFRに対応し、英語の4技能のスコアとトータルスコアが表示されるため、今の英語力とポジションがひと目でわかる。日本生涯学習総合研究所と日本英語検定協会は、2014年9月に「CSE1.0」を、2015年12月により精度の高い「CSE2.0」を開発。2016年度第1回検定より、成績表にはすべての級で合否に加え「英検CSEスコア」が表示されている。

 「英検CSE2.0スコア確認システム」は、受験者が過去の成績を英検CSE2.0スコアに換算できるサービス。今後入試に英検を採用しその基準を英検CSE2.0スコアで掲示する大学が増加することが予想される中、受験者がこれまでの英語力の伸長度を客観的に把握し、より定量的に目標設定することができる。

 同サービスは2005年度から2015年度までの受験者に対応している。なお、2004年度に一次試験免除で二次試験を2005年度に受験した場合は利用可能。

 使用方法は、トップ画面に受験当時の「試験年度」「回次」「技能別の素点」をそれぞれ入力し確認ボタンを押すと、英検CSE2.0スコアが表示される。不明点などは、問い合わせフォームまたは電話で問い合わせできる。

 また11月から、受験者の英検CSE2.0スコアを記載した公式の「英検CSE2.0スコア証明書」発行サービスも開始予定。これにより、志望大学が出願基準で同証明書の提出を必要としている場合に、2015年度以前の英検受験者も出願できるようになるという。
《荻田和子》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top