「鶏肉や卵は安全か」相談相次ぐ…鳥インフルエンザ冷静に対応を

 国民生活センターは、相次いで「高病原性鳥インフルエンザ」が確認されていることから、鶏肉や鶏卵を食しても安全かという相談が寄せられており、冷静に対応するよう呼び掛けている。一方、動物園では防疫体制を強化するために休園やイベント中止などの対策を行っている。

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 国民生活センターは、相次いで「高病原性鳥インフルエンザ」が確認されていることから、鶏肉や鶏卵を食しても安全かという相談が寄せられており、冷静に対応するよう呼び掛けている。一方、動物園では防疫体制を強化するために休園やイベント中止などの対策を行っている。

 国民生活センターによると、鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスが引き起こす鳥類の疾病。病原性の程度および変異の可能性によって、高病原性鳥インフルエンザ、低病原性鳥インフルエンザおよび鳥インフルエンザの3つに分類される。

 鳥インフルエンザの原因となっているウィルスが、ヒトの細胞に入り込む受容体は鳥の受容体と異なるうえ、感染した鶏類が市場に出回ることがないよう家畜防疫上の措置などが実施されている。そのため、内閣府の食品安全委員会は、国内ではヒトが鶏肉や鶏卵を食べて高病原性鳥インフルエンザに感染する可能性はないものと考えている。

 名古屋市の東山動植物園では11月29日から12月6日に死亡したコクチョウ3羽が高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染していたことが判明。園内の防疫体制を強化するために動物園エリアを休園している。再開日は未定で2016年内の再開は見合わせているという。

 秋田市の大森山動物園でも11月15日と17日に死亡したコクチョウが高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染していたことがわかった。今シーズンの通常開園はすでに終了しており、雪の動物園(1月~2月の土日祝日開催)については随時知らせていくという。

 また、冬休みに入ることから動物園ではさまざまな対策を取っている。多摩動物公園では、飼育している鳥類への鳥インフルエンザ感染予防のために園内でのインドクジャクの放し飼い中止、アジア園「水鳥池」のガン類の展示中止、猛禽(もうきん)類へのクリスマスプレゼントのイベントなど、鳥類の展示やイベント中止を決定している。園内にウィルスが持ち込まれないよう、入園門には消毒用マットを設置している。
《田中志実》

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