H28年度公立学校教員採用倍率、前年比0.2ポイント減の5.2倍

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志願者数、受験者数、採用者数、競争率
  • 志願者数、受験者数、採用者数、競争率
  • 受験者数の推移(試験区分別)
  • 受験者数・採用者数・競争倍率の推移
  • 文部科学省
 文部科学省は、平成28年度公立学校教員採用選考試験の実施状況について公表した。受験者総数は前年と比較して2.6ポイント減の17万455人で、競争倍率は全体で5.2倍となり前年度より0.2ポイント減少し、平成12年度をピークに減少傾向が続いている。

 調査は、全68都道府県・指定都市・豊能地区(大阪府)教育委員会で平成27年度に実施した平成28年度採用選考を対象に、受験者数、採用者数、受験者および採用者の経歴等採用選考の実施状況をまとめた。

 受験者総数は17万455人で、前年と比較して4,521人減少した。採用者総数は3万2,472人で前年から228人増えた。採用者数を学校種別にみると、前年から増加したのは小学校、高校、栄養教諭。小学校は前年から2.4ポイント増の1万4,699人、高校は前年より1.4ポイント増の5,108人、栄養教諭は前年から16.2ポイント増の208人。一方、中学校は8,277人で前年から1.6ポイント減、特別支援学校は前年から2.7ポイント減の2,846人、養護教諭は前年から0.3ポイント減の1,334人となった。

 競争率が前年より増加したのは養護教諭のみで0.1ポイント増の7.4倍。小学校は0.3ポイント減の3.6倍、中学校は0.1ポイント減の7.1倍、高校は0.2ポイント減の7.0倍だった。全体の競争率の推移をみると、昭和54年度以降最高だった平成12年度の13.3倍をピークに減少傾向となっている。

 各県市において受験者数が多かったのは東京都で1万5,168人、ついで大阪府9,349人、埼玉県8,753人。採用者数が多かったのは東京都で2,805人、ついで大阪府1,992人、埼玉県1,726人となっている。また、競争率がもっとも高かったのは、鹿児島県で10.9倍、ついで沖縄県9.7倍、秋田県8.0倍。学校種別でみると、小学校の倍率がもっとも高かったのは鹿児島県で10.1倍、中学校の倍率がもっとも高かったのは新潟県で13.9倍、高校の倍率がもっとも高かったのは鹿児島県19.9倍となった。

 一方、競争率が低かったのは富山県3.3倍、山口県3.7倍、滋賀県3.8倍。学校種別でみると、小学校でもっとも倍率が低かったのは山口県と高知県で2.2倍、中学校でもっとも倍率が低かったのは群馬県4.0倍、高校でもっとも倍率が低かったのは滋賀県5.3倍と地域によって差が出ている。

 また、文部科学省は平成29年度の公立学校教員採用選考試験の実施方法について公表。小学校外国語活動に関する筆記試験を53県市で、実技試験を24県市で実施。教職経験者や民間企業等の勤務経験を有するなど特定の経歴を持つ者を対象とした一部試験免除を50県市で実施する。
《田中志実》

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