大学における女子学生の割合、過去最高の45.4%

 大学(学部)における女子学生の割合が45.4%と過去最高となったことが、文部科学省が2019年8月8日に発表した学校基本調査結果の概要より明らかになった。分野別に見ると「家政」が90.2%ともっとも多かった。

教育・受験 大学生
大学(学部)在学者に占める女子学生の割合(分野別)
  • 大学(学部)在学者に占める女子学生の割合(分野別)
  • 小学校の児童数の推移
  • 中学校の生徒数の推移
  • 各学校段階ごとの在学者数の推移
  • 各学校段階ごとの在学者数の推移
 大学(学部)における女子学生の割合が45.4%と過去最高となったことが、文部科学省が2019年8月8日に発表した学校基本調査結果の概要より明らかになった。分野別に見ると「家政」が90.2%ともっとも多かった。

 学校基本調査は、学校教育行政に必要な学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的として、1948年より文部科学省が毎年実施している。今回は、5月1日現在の結果を速報値として取りまとめたもの。

 小学校の児童数は636万9千人、中学校の生徒数は321万8千人で、いずれも過去最少となった。在学者数は、多くの学校種で減少しているが、幼保連携型認定こども園と義務教育学校、特別支援学校、専修学校、大学の在学者数は増加した。幼保連携型認定こども園は69万5千人で、前年度(2018年度)より9万1千人増加、大学は291万9千人で、前年度より1万人増加している。

 高等教育機関への進学率(18歳人口に占める大学・短期大学入学者と高等専門学校4年在学者、専門学校入学者の割合)は、82.6%で過去最高。また、大学・短大進学率は58.1%、大学(学部)進学率は53.7%といずれも過去最高を記録した。

 大学における女子学生の割合は、学部が45.4%、修士課程が31.6%、博士課程が33.8%といずれも過去最高となった。大学(学部)在学者に占める女子学生の割合を分野別に見ると、「家政」が90.2%ともっとも多く、「人文科学」65.3%、「保健(医学・歯学・薬学など)」62.3%、「教育」59.2%などが続いた。一方、「工学」は15.4%でもっとも少なかった。
《工藤めぐみ》

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