一家に1枚シリーズ、元素周期表(10版)完成…新元素ニホニウムも

 文部科学省は3月1日、「一家に1枚 元素周期表(第10版)」が完成したと発表した。科学技術週間のWebサイトにおいて、ダウンロード用の画像を無料公開しており、元素や科学技術について、子どもから大人まで親しむことができる。

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「元素周期表(第10版)」(肖像あり)
  • 「元素周期表(第10版)」(肖像あり)
  • 「元素周期表(第10版)」(肖像なし)
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 文部科学省は3月1日、「一家に1枚 元素周期表(第10版)」が完成したと発表した。科学技術週間のWebサイトにおいて、ダウンロード用の画像を無料公開しており、元素や科学技術について、子どもから大人まで親しむことができる。

 「一家に1枚」シリーズは、A3サイズの科学系インフォグラフィクス。基本的コンセプトは、「見た目がきれいで、部屋に貼っておきたくなる」「基礎的・普遍的な科学知識を中心とする」など。多くの人が科学技術に触れる機会を増やし、科学技術に関する知識を適切に捉えて柔軟に活用してもらおうと、文部科学省が発行している。

 「元素周期表」第10版では、「セリウム」のイラストをLED電球に変更し、「鉛」のイラストにICカードを追加するなど、第9版から50か所の変更があった。113番目の元素として、理化学研究所が命名し、2016年に正式決定された「ニホニウム」については、元素名が「ウンウントリウム」から「ニホニウム」に変更され、「日本初の新元素」などの記述が加えられている。

 「元素周期表」第10版は、日本の科学者を顔写真入りで紹介する「肖像あり」と「肖像なし」の2種類。科学技術週間のWebサイトでは、ダウンロード用の画像を公開しており、PDF版を無料でダウンロードすることができる。印刷物については、科学技術広報財団が今後、有料で頒布を予定している。

 「一家に1枚」シリーズには、「元素周期表」のほか、「水素」「くすり」「太陽」「未来をつくるプラズママップ」「ヒトゲノムマップ」など、さまざまな種類がある。
《奥山直美》

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