女子中高生の71.4%が日本の将来について不安を感じており、56.5%は政治に対して何らかの不満を持っていることが、ふみコミュニケーションズが実施した「女子中高生の政治についての意識調査」の結果から明らかになった。 調査は2月1日~3月1日の期間、ふみコミュニケーションズが運営する女子中高生のためのポータルサイト「フミコミュ!」にて、ユーザーの女子中高生を対象にインターネットで実施したもの。ユーザー154人から回答を得た。 「日本の将来について」は71.4%が「不安」と回答。「日本の政治について」は「不満」が18.8%、「少し不満」が37.7%と、合わせて過半数以上が何かしらの不満を抱いていることがわかった。 「政治への興味」は、「ある」が46.8%、「ない」が53.2%とわずかに半数を超える結果に。「ある」と回答した理由は「自分の生活に関わることだから」がもっとも多く、「ない」の理由は「政治がよくわからない」が最多であった。そんな中、「選挙に行くか」との問いには、65.6%が「行こうと思う」と回答。選挙については関心度合いが高まっていることがうかがえた。 政治ニュースの情報入手メディアとしては、「テレビ」が94.8%と圧倒的な影響力を見せた。もっとも多くの女子中高生が知っているニュースは「アメリカ大統領について」、次いで「天皇陛下の生前退位」「北方領土」「待機児童」という結果に。一番気になっているニュースも「アメリカ大統領について」が54.5%と票を集め、女子中高生がトランプ大統領を気にしているようすが明らかとなった。「これからの日本とアメリカの関係が気になる」「戦争が起こりそうで怖い」「世界をどう変えるか気になる」といった意見があがった。 ふみコミュニケーションズのWebサイトでは調査結果の詳細を公表しており、そのほかのニュースに関する女子中高生の率直な意見や、未成年で犯罪を犯した場合の実名公表などについても意見を掲載している。