プログラミングクラブネットワークは6月6日、小学生が気軽にプログラミングを楽しめる小さなコンピューター「IchigoDake(いちごだけ)」と、IchigoDake用のドックステーション「IchigoIgai(いちごいがい)」を発売した。 IchigoDakeは、筆箱に入れたりランドセルに提げたりできる小さなコンピューター。子どもパソコン「IchigoJam(いちごじゃむ)」のコア部分を切り出した構成で、別売りのドックステーションIchigoIgaiに差し込んで利用する。4月に6台限定で発売したところ再販希望の声が多く、レギュラー商品としての発売が決定したという。 IchigoDakeは「BASIC版」と「JavaScript版」の2種類が発売され、キーボードタイピングによるプロフェッショナルなスタイルでのプログラミングが可能となっている。また、プログラミング学習に特化した「カトラリーカード」スタイルもサポートしており、物理的なカードを利用してプログラムを作成できるほか、無償提供される「CutleryApps」とパソコンなどの機器を使って、マウスやタッチ操作でカードを並べて、プログラムを作成・実行することもできる。 同時発売のドックステーションIchigoIgaiには、コンポジット出力、PS/2キーボード入力、microUSB電源入力が装備されている。今後は、VGAやHDMI、USBキーボードに対応したバージョンの発売も予定されている。また、ステーション自体がロボットになるバージョンも開発中で、プログラムされたIchigoDakeを差し込むだけでロボットが動き出すといったこともできるようになる。 価格は、いずれも980円(税別)。ユーザーが基盤にはんだ付けして完成させるキットなので、組み立てには「はんだごて」や「はんだ」などの工具が必要となる。◆IchigoDakeハーフキット(BASIC/JavaScript)価格:980円(税別)CPU:LPC1114 Cortex-M0 48MHzRAM:4KBFLASH:32KB(BASICバージョンはUSER 1KB×4、JavaScriptバージョンはUSER 2KB×1)解像度:256x192(32文字×24文字)色数:2色(白or黒)入出力:IchigoIgai用USB端子×2/LED×1/ボタン×1汎用入力ポート×4(AD×1)/汎用出力ポート×6◆IchigoIgai組み立てキット価格:980円(税別)入出力:IchigoDake用USB端子×2ビデオ出力端子×1/キーボード用USB端子×1シリアル通信ポート×1/I2C×1圧電サウンダ×1電源:microUSB(5V)