科学技術振興機構(JST)は、「ジュニアドクター育成塾」平成29年度採択機関を決定した。決定したのは、東京大学や筑波大学、仙台高等専門学校など10機関の取組み。支援期間は5年で、1件あたり1,000万円の支援費を受けることができる。 平成29年度より始まったジュニアドクター育成塾は、将来の科学技術イノベーションを牽引する傑出した人材の育成に向けて、高い意欲や突出した能力を持つ小中学生を発掘し、理数・情報分野の学習などを通じてその能力を伸長させる体系的な取組みを支援するもの。 平成29年度は2月24日~4月14日の期間、大学、高等専門学校、公的研究機関、科学館・科学系博物館、公益法人、NPO法人および民間事業者などを対象に募集。24件の応募があり、外部有識者で構成される委員会で審査により決定した。 採択されたのは、東京大学の「アクティブ・ラーニングと専門家シニアによるきめ細かい指導を活用したジュニアドクターの育成」や、筑波大学の「つくばSKIPアカデミー ~Science Kids Inspiration Program~」、仙台高等専門学校の「高専の早期教育を活かした科学技術イノベーション人材の育成システム」など、10機関の取組み。詳細は、Webサイトで確認できる。◆平成29年度「ジュニアドクター育成塾」採択機関・企画【仙台高等専門学校】高専の早期教育を活かした科学技術イノベーション人材の育成システム【筑波大学】つくばSKIPアカデミー ~Science Kids Inspiration Program~【東京大学】アクティブ・ラーニングと専門家シニアによるきめ細かい指導を活用したジュニアドクターの育成【リバネス】持続可能なジュニアドクター育成・輩出プラットフォームモデルの構築【金沢大学】未来の科学・技術を担う探究意欲と科学を楽しむ心をもった子ども(未来の科学者)の育成【鳥取大学】めざせ!地球を救う環境博士【鳴門教育大学】徳島県高等教育機関連携型「ジュニアドクター発掘・養成講座」~社会を牽引する未来の科学技術者を徳島から育てよう~【愛媛大学】科学イノベーションに挑戦する次世代リーダー科学者の養成【長崎大学】人間性豊かで科学に熱狂できる傑出した科学者リーダー育成プログラムの開発【琉球大学】美ら海・美ら島の未来を担う科学者養成プログラム