大学生がダマされる50の危険、イマドキ学生を取巻く新たな危険とは

 大学生協共済連は、全国大学生協連と三菱総合研究所と協同で、「最新情報版 大学生が狙われる50の危険」を発行した。2011年2月に発行した初代、2014年2月に発行した二代目に続く三代目としている。価格は1,080円(税込)。大学生協の書籍部や一般書店などで入手可能。

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書籍「大学生が狙われる50の危険」
  • 書籍「大学生が狙われる50の危険」
  • 書籍「大学生が狙われる50の危険」の初代を第一子(長男)、二代目を第二子(次男)、三代目を第三子(三男)に置き換えたイメージ
  • 「学生の生活リスク講座」テーマ
  • 書籍「大学生が狙われる50の危険」の概要
 大学生協共済連は、全国大学生協連と三菱総合研究所と協同で、「最新情報版 大学生が狙われる50の危険」を発行した。2011年2月に発行した初代、2014年2月に発行した二代目に続く三代目としている。価格は1,080円(税込)。大学生協の書籍部や一般書店などで入手可能。

 タイトルの「ダマされる」が示すように、おもに消費者被害につながる危険への備えに関する内容で、現役の学生とリスク研究者の声をもとにつくられた。初代の発行直後に東日本大震災が発生したことから、ダマされる危険に備えるだけではなく、巨大災害や心の不調等も加え、二代目を2014年2月に発行。2014年に新たに加わった項目は、「SNSのトラブル」「ネット依存症」「地震・津波」「食生活の乱れ」「こころの不調」「妊娠・性のトラブル」「就職活動」など。

 今回の三代目「最新情報版 大学生が狙われる50の危険」では、「18歳からの選挙権」「ブラックバイト」「マルウェア」「キャンパスハラスメント」「身のまわりの人たちへの配慮」など、今どきの学生を取り巻く新たな危険が加えられた。急激なスマートフォンの普及などによるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の環境変化により、利便性とともにリスクも多様化・複雑化し続けていているとし、「マルウェア」による被害や「ブラックバイト」などの新たなリスク、自転車による高額賠償事故、東日本大震災以降の揺れの継続など、学生生活を取り巻くリスクに迅速に対応する。

 全国大学生協連と大学生協共済連が共催する大学生協内の部内企画「学生の生活リスク講座」は、同書の礎となる存在。開催ごとにテーマに精通された大学関係者や専門家を講師に招き、前半に講義、後半は現役の学生や大学関係者を交えたディスカッションを行っているという。同講座での「気づき」や「学び」が「最新情報版 大学生が狙われる50の危険」には色濃く反映されているとしている。

 「最新情報版 大学生が狙われる50の危険」は、いくつかの大学で、新入生への配布、講義の副教材、学生相談室(待合室)の閲覧用などに活用されているとのこと。大学生協の書籍部や一般書店などで入手可能。

◆「最新情報版 大学生が狙われる50の危険」(青春新書プレイブックス)
著者:三菱総合研究所/全国大学生活協同組合連合会/全国大学生協共済生活協同組合連合会
出版社: 青春出版社
価格:1,080円(税込)
判型:新書判、236ページ
《田口さとみ》

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