【高校受験2018】中部3県初、岐阜県立高入試で学区廃止…11校は県外からも募集

 岐阜県教育委員会は7月11日、平成30年度(2018年度)県立高校入試より学区を廃止すると発表した。また、加納や不破など11校で県外からの募集枠を設けるほか、岐阜や多治見など4校で学科改編を実施する。

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  • 平成30年度(2018年度)岐阜県立高校入試 県外からの募集枠を設ける高校
  • 平成30年度(2018年度)岐阜県立高校入試 学科改編の実施校と内容について
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 岐阜県教育委員会は7月11日、平成30年度(2018年度)県立高校入試より学区を廃止すると発表した。また、加納や不破など11校で県外からの募集枠を設けるほか、岐阜や多治見など4校で学科改編を実施する。愛知県、三重県、岐阜県の中部3県における学区制の廃止は岐阜県が初めて。

 近年、特色ある教育活動を展開している各地域の普通科高校を、居住する地域によっては選択できない場合があるという不合理を解消するため、平成30年度県立高校入試より通学区域(学区)を廃止し、通学区域を設けないこととする。学区廃止により、県内全域からすべての県立高校へ出願できる。

 県外からの募集枠を設ける高校は、特色のある教育内容や、全国で活躍する部活動を実施している11校。対象となる高校と分野は、加納(音楽)、不破(スポーツチャンバラ)、海津明誠(ヨット)、関有知(ライフル射撃)、八百津(ボート・カヌー)、東濃(ロボコン)、多治見工業(セラミック)、恵那農業(園芸)、坂下(福祉)、高山工業(建築インテリア)、飛騨神岡(ロボット)。特色ある教育活動を行っている一部の高校に県外からの募集枠を設けることで、学校の活性化や県外からの生徒と切磋琢磨することにより教育環境を高める効果が期待できるという。

 学科改編を実施する高校は、岐阜と各務原、岐阜工業、多治見の4校。岐阜と多治見は全日制の課程普通科から単位制による全日制の課程普通科へ改編。各務原は理数科と英語科、多治見は普通科自然科学コースを募集停止。岐阜工業は4学科群(航空・機械工学科群/電気・電子工学科群/建設・デザイン工学科群/化学・設備工学科群)ごとの募集とする。

 平成30年度岐阜県立高校入試は、第一次選抜を3月8日(一部の高校で9日も)、連携型選抜を3月8日と9日、第二選抜を3月22日に実施する。
《工藤めぐみ》

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