STEM教育実施校へ留学、郁文館グローバル高校が理数系コース新設

 郁文館夢学園が運営する郁文館グローバル高等学校は、新たな理数系コース「Global Science Track(グローバルサイエンストラック)」を設立すると発表した。「グローバルマインド+理数的問題発見、解決力」を持った人材を育成する。

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 郁文館夢学園が運営する郁文館グローバル高等学校は、新たな理数系コース「Global Science Track(グローバルサイエンストラック)」を設立すると発表した。「グローバルマインド+理数的問題発見、解決力」を持った人材を育成する。

 「Global Science Track」の特徴は、プロジェクトベース、リサーチ、実験を基本とした学習スタイルにより「理数的問題発見と解決力」を習得すること、アウトプット中心の英語教育により「英語力(IELTS6.0、TOEFL iBT80、英検準1級以上)+英語でのプレゼンテーション力」を身に付けること、STEM教育の指針に基づいたプログラムを実施している学校に「1年留学」すること、4割以上の生徒が海外への大学へ進学するこれまでのノウハウを活用し「海外一流理系大学への進学」を目指すことの4つ。

 新コース設立によって、現在の日本に圧倒的に不足し、これからの時代に確実に求められる「グローバルマインド+理数的問題発見、解決力」を持った人材を育成する。なお、新コース設立に伴い、これまでの文系コースは「Liberal Arts Track(リベラルアーツトラック)」と改称される。

 郁文館グローバル高等学校は、2年次の1年間留学が必須の卒業要件にあり、これまで高校生の長期留学生輩出数では日本一となる800名以上の生徒が1年間留学に参加した。1年間留学以外にも、外部機関と協働するゼミ活動や実際に企業を経験するアントレプレナーシッププログラムなど独自の教育活動を実施する。

 OECDの調査において、日本の理数教育の成果は世界のトップクラスにあるにもかかわらず、英語力、発信力を含んだ「グローバルマインド」という視点がほぼ存在しないのが現状だという。結果として、日本のみならず、研究成果と実用化の間には「死の谷」という隔たりが存在すると言われている。郁文館グローバル高等学校は「Global Science Track」の設立により、圧倒的なグローバルマインドによって「死の谷」に橋を架け、世界中の人々の幸せに貢献できる人材を育てたいとしている。
《編集部》

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