【高校受験2018】大阪府公立高校を目指す…開成教育セミナーに聞く合格の秘訣

教育・受験 中学生

開成教育セミナーのクラス指導部 高校受験課長 門脇由治氏と入試情報室 室長 藤山正彦氏(向かって左から)
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 毎年変化している大阪府公立高校の入試。2018年の入試はどうなるのか。大阪府の高校受験指導で定評のある開成教育セミナーのクラス指導部 高校受験課長 門脇由治氏と開成教育グループ 入試情報室 室長 藤山正彦氏に「大阪府公立高校入試の特徴と対策」や「夏以降の学習の秘訣」を聞いた。

◆2020年の大学入試制度改革をふまえた変化

--大阪府公立高校入試の特徴について教えてください。

 どの都道府県でもみられると思いますが、やはり2020年の大学入試制度改革をふまえた変化がみられます。また、2016年度入試より英語・数学・国語の問題については、A(基礎的問題)・B(標準的問題)・C(発展的問題)の3パターンが設定され、各高校がどれを選択するかは教育委員会より事前にまとめて発表されます。

 数学については、もっとも差のつく科目となっています。また、大阪では例年もっとも平均点の低い科目となっており、C問題については難関の私立高校よりも難しく得点しにくいと、よくいわれています。

 大問は3~4題出題され、計算・関数・平面図形・空間図形がバランスよく出題されます。1つの難問に時間をかけすぎて後で時間が足りなくならないように、できるところから手を付けていくなど実戦トレーニングが特に必要です。また、計算力(処理能力)を必要とする問題も多く出題されるため、日々の計算練習は非常に重要です。そして、記述問題も1~3題出題されるため、解答までいたらなくても部分点がつくような書き方の訓練や、何よりあきらめない粘り強さが得点に大きく影響します。

 英語については、今春の2017年度入試より大きな変化がありました。事前に教育委員会より発表されていたとおり、形式においてはC問題は英問英答(問題文も英語)になり、また語彙のレベルについても全体的に難化しています。さらに、リスニング問題の配点が高くなり、特にC問題では指示文も英語で読まれる形式となりました。また、全体としての長文の量はわずかに減少しましたが、大問数・小問数が増加したことに加え、リスニングを除くテスト時間についても40分から30分に短縮されたため、解答するスピードがより求められることになりました。今後も英語の難易度や分量については注意が必要です。

 理科・社会については、2015年度より大きな変更がありました。それまでと比べ問題の紙面が2倍に増加しました。理科においては、実験の設定やあまり教科書にのっていないタイプの条件を付け加えた結果、文章量が増加しているため、問題文を読み取る力が要求されるようになっています。結果的に難易度は難化の傾向にあります。形式としては、記述問題が1~3題(各10字程度)となっており、分野は物理・化学・生物・地学がまんべんなく出題されます。また、各分野において計算問題もよく出題され、得点差のつきやすいものとなっています。

◆国語では時間配分が鍵

--2018年大阪府公立高校入試予想と対策について教えてください。

 まず、数学においては、非常に難しかった2017年度入試に対しては揺り戻しで易しくなる可能性がありますが、それでも平均点は決して高くはならず、特にC問題では、例年どおり難関私立高校の問題レベルよりも高いものとなるでしょう。これまで傾向がはっきりとしていた小問集合の大問1において、2017年度入試では内容が大きく変化しました。それでも、計算問題や因数分解の応用が中心ですので、これまでの過去問の延長線上にあります。国語においては、作文や記述問題が多く課せられますので、時間配分が鍵となります。また、理科・社会でも記述問題が増加すると考えられます。

--人気校について教えてください。

 公立高校においては、何といっても国公立大学に高い進学実績を出している文理学科設置Top10高(北野高校・豊中高校・茨木高校・大手前高校・四條畷高校・高津高校・天王寺高校・生野高校・三国丘高校・岸和田高校)については安定した人気があります。

 ただ、大阪府においては、Top10高だけでなく、春日丘高校、千里高校、寝屋川高校、夕陽丘高校、布施高校、富田林高校、泉陽高校などのそれぞれ学習の取組み面で特色をもった人気校も各地域にあります。また、近年では、三島高校、山田高校、刀根山高校の北摂の3校も倍率が高まっています。

◆第一志望の決定は早いほど良い

--志望校決定の時期や決め方についてアドバイスをお願いします。

 ずばり申し上げると、志望校という目標について、特に第一志望の決定は早ければ早いほど良いと思います。その志望校までの距離を普段の模擬試験などではかりながら、日々の学習のペースをつかむことはとても有意義です。目標というのは途中で変わってもよいもので、まず決めるということは、高校の情報を集めたり、先輩の話を聞いたりするうえでもプラスにはたらくと思います。

 いよいよ本当に決定しなければならないのは出願時ですが、中3の11月には、第一志望の公立高校のレベルに合わせて私立高校の併願パターンを考えていきますので、遅くとも中3の10月には1~2校までに絞り込んでおくというのは念頭においておきましょう。

◆得点力を上げるために最低5年分の過去問を消化

--過去問対策の時期やポイントについてアドバイスをお願いします。

 開成教育セミナーでは、各地域の公立高校、出願する予定の私立高校の過去問を解くにあたり、カレンダー付きの得点報告用紙を配布しています。得点だけでなく簡単な総括を生徒自身が記入し、教員がアドバイスを書いて返却しています。過去問演習のペースと、その点検を一緒に行っていきます。また、その実施時期ですが、基本的に11月末から取り組み始めます。

 ただし、複数の私立高校を受験予定の最上位レベルの生徒は10月中旬から取り組むことになります。私立・公立の何年度から順に実施するかは、カレンダーの中にそれぞれ期間を指定して示しています。過去問自体がそのまま出題されなくとも、一定の傾向は各種においてみられるので、得点力を上げるために最低5年分を消化するのは必須です。ただし、本番で傾向が変わって驚くことがないように、出題傾向は変わると心づもりをしておくことも重要です。つまり、過去問とその間違い直しを通して実力を着実につけていくことを目的とし、計画的にこなすことが重要です。

開成教育セミナーの授業風景
開成教育セミナーの授業風景

◆残り半年は弱点補強と実戦トレーニングで成績アップ

--残り半年での成績アップの秘訣を教えてください。

 やはり後半期においては、実戦トレーニングが必要となります。その前の段階として、弱点を補強しておくことが非常に重要です。満点を目指すのではなく、合格点をとることが目的となりますので、いかに正答率の高い問題をとりこぼさないかが、難問を解くよりも必要となります。9月以降になれば夏に扱いきれなかった部分や、新たに模擬試験を通じて発覚した弱点を克服していくことが重要です。

 実戦トレーニングとは、つまりさまざまな単元を組み合わせた問題に触れることになります。実戦トレーニングを通じて、深く理解できなかった内容があることに初めて気付くことも少なからずあります。総合問題に慣れることと、新たにみつかる弱点の補強を同時並行で行うことが明確な指針といえるでしょう。

 では、何をすべきかといいますと、月並みではありますが、やはりしっかり間違い直しを積み重ねるということです。焦らずひとつひとつわからないことをなくしていくのです。そして、多くの総合問題に触れることができるよう、模擬試験の受験や、主に日曜日に実施される開成教育セミナーの入試演習講座・入試突破ゼミなど特設講座を受講し、その課題を丁寧にこなしていきましょう。

--夏休みの過ごし方のアドバイスをお願いします。

 前の項目でも記載しましたが、何といってもこれまでの学習範囲において、弱点補強として基礎的な問題の理解を深めましょう。苦手な単元や嫌いな科目はどうしても後回しにしてしまいがちですので、意識的に弱点補強をするようにしましょう。

 応用力といっても、大半の応用問題はその形式に慣れることも重要ですが、結局は基礎事項の延長線上にあったり、いくつかの基礎事項の組合せでできています。基礎に不安があると思考回路がその組立てまで追いつかないため応用力が発揮されませんので、逆にいえば弱点をなくすことが応用力養成の第一歩にもなります。

 夏期講習の授業の課題を、丁寧に間違い直ししながら進めてください。つまり、夏期講習で充実したと勘違いせずに、最低でも授業時間と同じ時間をとって日々の復習にあててください。夏期講習の宿題は事前に決まっていますので、早めにこなしておいて、夏期講習中はたっぷり復習に集中するべきです。また、間違い直しをする際は、同じような問題が出た際に解けるようにしておくことが目的となりますので、答えを見て確認するだけでなく、そこに至るまでの流れを教科書などで確認することで、他の問題を解く力にも寄与します。まず自分で調べ、手を動かして解いてみることです。

 そして、それでもわからないところには印を付け、我々のもとに質問に来てください。恥ずかしがらずにしっかり聞くことも重要です。シャイな人でも問題集をもって、我々のもとに来てくれれば、こちらから話しかけます。しっかり疑問を解消しましょう。

--部活等で忙しくて、これから本格的に受験対策に入る方へのアドバイスをお願いします。

 一般に、部活に一生懸命打ち込んだ生徒は、追い込みで伸びるといわれます。あながち間違ってはいませんが、反面生活のスタイルが変わるため集中力がなくなってしまうという危険性もあります。しかし当然のことながら、部活を一生懸命にすることは悪いことではありません。しっかり最後まで部活をやり切ることで、そのやり切ったこと自体に誇りと自信をもち、ぜひ受験勉強に切り替えてほしいと思います。あくまで集中力がなくなる恐れがあるということに気を付けたうえで、取り組みましょう。

 基礎を大事にし、慌てずに、まずは夏期講習の内容を着実にこなしてください。部活で養った集中力や、体力・精神力は必ずプラスにはたらくはずです。

--ありがとうございました。

 開成教育セミナーでは、7月24日より夏期講習を開講する。また8月下旬から入試直前まで、模試や進学フェアなども予定されている。

【2017年度 夏期講習】
夏期講習
開講:2017年7月24日(月)~8月27日(日)

【開成進学フェア】
開成進学フェア
2017年9月17日(日)滋賀会場
2017年9月18日(月・祝)大阪会場

【開成公開テスト】
2017年8月27日(日)
自分のチカラを知ることが合格を勝ち取る第一歩

【シリウス模試】
2017年9月18日(月・祝)
難関校を目指して―今、キミの力を確かめよう

【入試突破ゼミ】
9月~12月
志望校合格へ向けて得点力アップ

開成教育セミナーへの問合せ電話番号:0120-53-0085
《編集部》

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