2017年の夏休みも後半。自由研究と並び「夏休みの二大宿題」と呼ばれる「読書感想文」は完成しただろうか。苦手とする子どもも多いことから、ハイブリッド型総合書店honto広報担当の土佐氏に「思わず読書感想文を書きたくなる」ような小学校高学年向けの本を5冊、ピックアップしてもらった。---◆進んで読書感想文を書きたくなる!小学校高学年向けのオススメ5冊 指定された本で読書感想文を書くのは、結構つらいものです。夢中になってページをめくり、読み終わったあとに感想を誰かに話したくなる…そんな、国内外の本を集めてみました。冒険あり、友情あり、読書が苦手でも短編集もあるので、まずは読んでみてください。1、「穴」(講談社文庫)著者:ルイス・サッカー(著)、幸田敦子(訳) 無実の罪で砂漠の矯正施設に入れられた少年がひたすら穴を掘らされる。いったい何故?勇気を出して穴の向こうへ踏み出すと…。2、「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」著者:斎藤惇夫作、薮内正幸画 イタチvsネズミ。勝つのはどっちだ!誰かを守り最後まで戦う冒険へとかりたてられる1冊。3、「リバウンド」著者:E.ウォルターズ(作)、小梨直(訳)、深川直美(画) 元不良と車椅子の転校生がバスケットボールをとおしてお互いを理解していく。はずしたシュートのリバウンドをとり、そのあとにしっかり決めることが大事というメッセージが刺さります。4、「パスワードは、ひ・み・つ new(改訂版)風浜電子探偵団事件ノート1」著者:松原秀行、梶山直美 大人気の「パスワード」シリーズの1冊目。少年探偵団ではなく、電子探偵団というのが今風です。5、「飛ぶ教室」(岩波少年文庫)著者:エーリヒ・ケストナー(作)、池田香代子(訳) 5人の生徒たちが、正義と友情でひとつに結ばれ、寮生活を通じて心の成長を遂げていく物語。映画化もされていますのでそちらもぜひ(編集部注:映画は同名の「飛ぶ教室」2003年公開)。