夏休み明け、子どものようすに注意…相談先や居場所を紹介

 平成29年度版自殺対策白書によると、15歳~19歳の死因の第1位は「自殺」で、36.6%を占める。18歳以下の自殺は夏休み明けの9月1日にもっとも多いことから、フリースクール全国ネットワークでは、メッセージや夏休み明けの居場所、相談先を紹介している。

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  • 死因順位別に見た年齢階級・性別死亡数・死亡率・構成割合
  • 死因順位別に見た年齢階級・性別死亡数・死亡率・構成割合(男女別)
  • 平成19年以降の原因・動機別の自殺者数の推移
  • 学校へ行きたくないあなたへ、味方はココにいます
  • 夏休み明け「学校がつらくてもココがあるよ!プロジェクト2017」
 平成29年度版自殺対策白書によると、15歳~19歳の死因の第1位は「自殺」で、36.6%を占める。18歳以下の自殺は夏休み明けの9月1日にもっとも多いことから、フリースクール全国ネットワークでは、メッセージや夏休み明けの居場所、相談先を紹介している。

 厚生労働省が発表した平成29年度版自殺対策白書によると、20歳未満の世代では男性は10~14歳と15~19歳、女性は15~19歳の死因の第1位は「自殺」だった。平成19年以降の原因・動機別の自殺の状況をみると、「学校問題」が原因・動機の自殺者数は毎年300件前後で、平成28年は319件にのぼる。

 子ども中心の理念に立って運営するフリースクール「フリースクール全国ネットワーク」は、「学校へ行きたくないあなたへ、味方はココにいます」と題したメッセージをWebサイトで公開。「あなたの味方がココにいる」とし、「学校を休みたいけど、休めない」と思ってつらくなった場合はどうしたらよいかなど、子どもに向けたメッセージを掲載している。

 また、同Webサイトでは「学校がつらくてもココがあるよ!プロジェクト2017」と題して、駆け込み居場所や相談先、メッセージ動画などを紹介している。学校に行きたくないと感じている子どもたちに、学校へ行く以外の道もあることを知ってもらいたい。
《工藤めぐみ》

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