ハロウィン、楽しみなのは若者だけ?平均予算は低額の3,691円

 イベントや関連商品の販売など各所で盛り上がりを見せているハロウィン。秋の一大イベントとして浸透してきているが、ハロウィンにかける平均予算は3,691円と秋から冬のイベントで最安であることがマクロミルが行った調査で明らかになった。

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マクロミル 2017年ハロウィンに関する調査 ハロウィンを楽しみにしているか
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 イベントや関連商品の販売など各所で盛り上がりを見せているハロウィン。街で仮装した若者のようすが報道されるなど、秋の一大イベントとして浸透してきているが、ハロウィンにかける平均予算は3,691円と秋から冬のイベントで最安であることがマクロミルが行った調査で明らかになった。

 「2017年ハロウィンに関する調査」は、マーケティングリサーチなどを行うマクロミルが、全国の15~69歳のマクロミルモニタ会員を対象に8月31日~9月1日にかけてインターネットで行ったもの。全国5エリア・性別・年代からまんべんなく計2,000人の有効回答を得た。

 ハロウィンを楽しみにしている割合は、10代がもっとも高く「とても楽しみ」「やや楽しみ」を合わせて44.3%が楽しみにしていると回答した。20代では40.0%、30代で30.3%、40代で17.6%、50代で14.1%、60代では7.6%と若い年代ほど楽しみにしている傾向があり、10代は60代の約6倍となった。

 近年国内において急激な盛り上がりを見せているハロウィンだが、日本におけるハロウィンの盛り上がりに対して賛成か反対かを尋ねたところ、こちらも若い年代ほど賛成派が多くなる結果に。10代は68.6%、20代64.8%、30代56.1%と、10~30代では賛成派が多数を占めた。一方、40代41.2%、50代37.7%、60代27.6%と、40~60代では反対派が半数を超え、年代ごとにハロウィンに対する興味関心の度合いがわかる結果となった。

 2017年のハロウィンで仮装したいか聞くと、「仮装したい」との回答はわずか10.3%にとどまった。年代別にみても、10代21.4%、20代21.7%と5人に1人程度であった。テレビや新聞などの報道で仮装をしてハロウィンを楽しむ人がクローズアップされるケースが増えているが、実際に仮装を楽しんでいる人は少数派のようだ。

 仮装以外の楽しみについて「買い物」の視点から傾向を探ったところ、34.1%が何かしらのハロウィン商品を買いたいと回答した。男女ともに「ハロウィン限定のスイーツ、お菓子」を購入したいとの回答がもっとも多く、男性72.5%、女性83.1%。ほかの商品に大きく差をつけた。2番目は、男性が「ハロウィン限定の外食メニュー」で29.0%、女性が「飾り付けグッズ」で30.5%。ハロウィン限定スイーツや、家の中の飾り付けなどで“ちょいハロウィン” を楽しもうという傾向が見られた。

 そんなハロウィンにかけられる金額の平均は3,691円で、秋から冬にかけてのイベントの中でもっとも低い金額となった。ハロウィンの後には、もっともお金をかけるお正月(平均2万385円)、クリスマス(平均1万2,461円)、大晦日・カウントダウン(平均9,093円)といった大型イベントが控えているため、あまり多くの予算をかけられないといった事情もあるようだ。

 マクロミルが運営するトレンド調査まとめサイト「HoNote(ホノテ)」では、調査概要のほか調査全体の詳細なレポートをダウンロードすることも可能。そのほかの調査結果なども掲載されている。
《畑山望》

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