第11回キッズデザイン賞、最優秀賞は西武鉄道車両が受賞

 「第11回キッズデザイン賞」の最優秀賞、優秀賞、特別賞などの優秀作品34点が、9月25日に発表された。最優秀賞内閣総理大臣賞は、西武鉄道・川崎重工業の「新型通勤車両40000系」が受賞。子育てと移動という課題解決に向けた徹底した取組みが評価された。

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 9月25日、「第11回キッズデザイン賞」の最優秀賞、優秀賞、特別賞などの優秀作品34点が発表された。最優秀賞内閣総理大臣賞は、西武鉄道・川崎重工業の「新型通勤車両40000系」が受賞。子育てと移動という課題解決に向けた徹底した取組みが評価された。

 キッズデザイン協議会主催の「キッズデザイン賞」は、子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・空間・サービス・研究活動などを顕彰する制度で、2007年に創設された。普及を後押しすることで、子どもを産み育てやすい社会づくりを目指している。

 第11回を迎える今回のキッズデザイン賞は、3月3日~5月12日の募集期間で462点の応募があった。設置部門は「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」「子どもたちを産み育てやすいデザイン」の3部門。ICTを活用した子育て支援の広がりや、子ども・子育て支援新制度により施設関連の応募が多数見受けられたという。8月21日に発表された受賞作品298点の中から、最優秀賞や優秀賞などの各賞を発表した。

 最優秀賞である「内閣総理大臣賞」は、西武鉄道・川崎重工業の「西武鉄道 新型通勤車両40000系」が受賞。「40000系」は、スマイルトレインの愛称で親しまれる「30000系」車両の後継で、「人にやさしい、みんなと共に進む電車」がコンセプト。近年、社会問題となっている公共交通における子連れでの移動という課題に取り組んでおり、ベビーカーを置ける空間構成子どもが景色を見ることができる窓の高さなどが評価された。

 そのほか、受賞作品はKids Publicの「小児科オンライン」やミサワホームの「マミーズプロジェクト」、アクトインディの「いこーよ」やリクルートマーケティングパートナーズの「キッズリー保育者ケア」など。TEPIA特別賞は、三菱電機の「しゃべり描きUI(ユーザーインターフェイス)」。復興支援部門のキッズデザイン協議会会長賞 奨励賞を、はままつ子育てネットワークぴっぴの「災害時、心をつなげるマーク」が受賞している。

 各賞を受賞した34点の作品は、「KIDS DESIGN AWARD 2017」Webサイトから閲覧できる。

第11回キッズデザイン賞の優秀作品一覧表:第11回キッズデザイン賞の優秀作品一覧
《黄金崎綾乃》

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