法務省は10月12日、平成29年司法試験予備試験論文式試験の結果を公表した。受験者2,200人のうち、合格者は469人。合格点は245点以上で、最高点は335.45点だった。合格者の受験番号は、法務省のWebサイトで試験地別に発表されている。 司法試験予備試験は、法科大学院を経由しない者にも法曹資格を取得する途を開くために設けられた試験。合格した者は、法科大学院修了者と同等の資格で司法試験を受験できる。試験内容は、短答式および論文式による筆記試験と口述試験。受験資格に学歴や年齢などの制限はない。 平成29年司法試験予備試験は、短答式試験を5月21日、論文式試験を7月16日と17日に実施。司法試験予備試験の出願者は13,178人で、短答式試験の受験者は10,743人、短答式試験の合格者は2,299人だった。 論文式試験の受験者は2,200人(採点対象者2,185人)で、そのうち合格者は469人だった。合格点は245点以上で、採点対象者の最高点は335.45点、最低点は23.20点、平均点は208.23点。得点別人員の詳細は、法務省のWebサイトに一覧表が掲載されている。 なお、今後は口述試験を10月28日と29日に実施し、最終合格発表を11月9日午後4時に予定している。