【台風21号】10/23本州直撃、通学に影響…臨時休業や休講判断始まる

 今後の進路が注意される台風21号(ラン)。10月21日から沖縄方面で大荒れとなり、週明けの23日には本州直撃の恐れがある。10月20日午後4時55分、ウェザーニュースが伝えた。20日時点で事前に休校、休講措置を発表する学校もある。

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画像はイメージです (Photo by Buddhika Weerasinghe/Getty Images)
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  • ウェザーニュース 【台風21号】交通機関がストップする恐れも (画像:2017/10/20 16:55 ウェザーニュース)
  • 気象庁 台風情報 台風第21号(ラン) 平成29年10月20日15時50分 発表
 今後の進路が注意される台風21号(ラン)。10月21日から沖縄方面で大荒れとなり、週明けの23日には本州直撃のおそれがある。10月20日午後4時55分、ウェザーニュースが伝えた。

 10月21日と22日には文化祭や学園祭を予定している学校・大学も多く、衆院選も控えている。20日夕方時点で23日の休校を決定している学校もあるなか、通勤、通学への影響が心配される。

台風21号 今後の進路



 気象庁の10月20日午後5時50分時点の情報によると、台風第21号は、22日後半から23日にかけて強い勢力を維持したまま、東海地方に「かなり接近」する可能性がある。本州南岸に停滞する前線の活動は22日ごろから活発化し、大雨となる見込み。静岡県では23日ごろにかけて雨や風がさらに強まり、大荒れの天気となるおそれ。

台風21号 交通機関への影響



 ウェザーニュースによると、23日朝の首都圏への通勤、通学は、朝に千葉を通る路線が運転を見合わせる可能性がある。そのほかの路線でも一部遅延や一部運休の可能性があるため、早めのスケジュール調整をアドバイスしている。東海、近畿でも一部運休路線が出る可能性があり、特に和歌山県、奈良県など南部の路線ほど影響が大きいとされている。

台風21号 10月23日(月)休校・授業への影響



 気象庁発表の気象警報に応じ、各都道府県・市町村は学校の登下校について対策を講じている。臨時休業(休校)の多くは、指定された当日朝の時点に警報が発令されているか否かで判断されている。

 たとえば、千葉市立学校は千葉県全域、もしくは千葉市のいずれかに対して警報が発表された場合の対応をWebサイトで公開中。午前7時時点で「暴風警報」や「暴風雪警報」が発表されている場合、その日は「臨時休業」扱いとする。午前7時時点で解除されている場合は臨時休業ではないが、無理のない登校を心がけたい。

 同様に、横浜市教育委員会は神奈川県全域、神奈川県東部、横浜・川崎に警報が発表されている場合、小中学校および義務教育学校は午前7時点で休校と判断する。全日制高等学校は通学区域が異なるため、学校ごとに基準を設置している。

 安全を期すため、20日時点で早くも23日の休講を決めた学校、大学もある。東京工科大学は10月20日、Webサイトで台風21号の接近に伴う休講措置について掲載。蒲田キャンパスと八王子キャンパスはいずれも23日は終日休講とし、サークル活動や面談などをすべて見合わせる。

 東京都福生市も市立小学校、中学校のすべての臨時休校を決定。福生市福生第二中学校はTwitter公式アカウントで「生徒は安全確保のため、午後3時までは自宅学習」としている。

 千葉大学、明治学院大学も10月20日にWebサイトを更新。両大学とも事前の休講措置は行わないが、千葉大学は気象庁から各キャンパスの所在地域に警報が発令され、休講とする場合は学生ポータルの全学掲示板に掲示するとしている。千葉大学は台風の影響により交通機関が運行停止した場合の措置も周知。たとえば西千葉キャンパスの場合、最寄駅を運行するJR総武線など全線の列車が運行停止した場合、第1および第2時限の授業を臨時休講とする。

 Twitterでは10月20日午後5時現在、全国各地のネットユーザーが休校情報を続々とつぶやいている。早い学校、大学は20日午前時点ですでに休校を決定しており、21日・22日に予定されている運動会も中止になったという声や、大学の定期試験が延期になったとする発言も見られる。

 台風21号については、気象庁やウェザーニュースなどで最新情報を取得し、台風災害への対策と安全確保に努めたい。
《佐藤亜希》

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