ベネッセHDの4-9月期決算、純利益99%増…進研ゼミ好調

 ベネッセホールディングスは2017年11月6日、平成29年4月~9月期の決算を発表した。連結決算は対前年同期比増収増益。「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の延べ在籍数が増加したことなどにより、純利益は前年同期比99.0%増の61億9千8百万円だった。

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  • 国内教育カンパニーにおける進研ゼミ事業の概要
  • 通期連結業績予想(9月1日修正)
 ベネッセホールディングスは2017年11月6日、平成29年4月~9月期の決算を発表した。連結決算は対前年同期比増収増益。「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の延べ在籍数が増加したことなどにより、純利益は前年同期比99.0%増の61億9千8百万円だった。

 平成29年4月~9月のベネッセグループの連結業績は、売上高が前年同期比4.3%増の2,215億9千4百万円。営業利益は前年同期比45.2%増の116億4千1百万円、経常利益は前年同期比50.7%増の101億6千7百万円、純利益は前年同期比99.0%増の61億9千8百万円だった。

 事業別にみると、国内教育カンパニーの売上高は、前年同期比6.9%増の1,027億5千2百万円。増収のおもな要因は、「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の延べ在籍数が増加したこと、大学向け留学支援事業の伸長、東京個別指導学院と東京教育研の生徒数が増加したことなどによる。営業利益は、増収による増益と「進研ゼミ」のコスト削減などにより、前年同期比88.1%増の97億4千4百万円。

 進研ゼミの延べ在籍数は、小学講座が前年同期比100.9%の662万6千人、中学講座が前年同期比100.9%の223万8千人、高校講座が前年同期比102.7%の83万人。こどもちゃれんじの延べ在籍数は、前年同期比101.7%の441万8千人。

 そのほか、語学カンパニーの売上高は、前年同期比7.6%減の285億4千3百万円。減収のおもな要因は、サウジアラビアからの留学生の減少などによるBerlitz CorporationのELS事業の減収、および米州の語学レッスン数が減少したことなどによる。営業利益は、減収による減益などにより、16億6千4百万円の営業損失だった。

 9月1日発表の平成30年3月期(平成29年4月1日~平成30年3月31日)の通期連結業績予想によると、売上高は4,383億円、営業利益は111億円、経常利益は75億円、純利益は109億円を見込んでいる。
《工藤めぐみ》

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