中高生の4人に1人が格安スマホ、親の6割が低価格望む

 子どもの携帯端末所持率は中学生が76.2%、高校生が96.6%で、このうち中学生の25.3%、高校生の25.5%が格安スマホであることが、インサイトテックの調査結果より明らかになった。

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 子どもの携帯端末所持率は中学生が76.2%、高校生が96.6%で、このうち中学生の25.3%、高校生の25.5%が格安スマホであることが、インサイトテックの調査結果より明らかになった。「子どもに持たせるスマホはできるだけ安くすませたい」と回答した親は61.2%にのぼる。

 調査は、インサイトテックが運営する不満買取センターの会員を対象にWebサイトでアンケートを実施し、1,596人の回答を得た。調査期間は2017年9月。

 スマートフォン(スマホ)やガラケー、キッズケータイといった携帯端末の所持率は、未就学児が4.3%、小学校低学年が26.6%、小学校中学年が49.7%、小学校高学年が61.6%、中学生が76.2%、高校生が96.6%、大学生が100%。

 また、スマホの所持率は、未就学児が2.7%、小学校低学年が6.3%、小学校中学年が18.6%、小学校高学年が24.8%、中学生が59.9%、高校生が91.1%、大学生が95.9%だった。

 携帯キャリア別にみると、小学生は「NTTドコモ」が約4割を占め、小学校低学年で42.1%、小学校中学年で40.3%、小学校高学年で37.7%、中学生で31.8%、高校生で23.0%、大学生で33.3%と学齢が上がるにつれてそのシェアは下がる傾向にある。一方、Y!mobileやMVNOなどの格安スマホは中高生で高く、中学生で25.3%、高校生で25.5%を占めた。

 子どものスマホに関する意識では、「子どもに持たせるスマホはできるだけ安くすませたい」が61.2%ともっとも高く、「SNS上のトラブルや嫌がらせに巻き込まれないか心配だ」53.5%、「子どもにスマホを持たせる際は親子で使い方のルールを定めた・定めたい」52.3%などが続いた。実際にスマホを所有しはじめる小学校高学年から高校生の親が「子どもに持たせるスマホはできるだけ安くすませたい」と感じる割合が高く、7割近くにのぼる
《工藤めぐみ》

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