たまひよ2017名前ランキング、男の子漢字は「スケール系」人気

 「たまひよ」は2017年11月28日、赤ちゃんの名前に関する調査「たまひよ 2017 名前ランキング」を発表した。新生児17,438人を対象に調査した結果、全体の名前ランキングは男の子は「大翔」、女の子は「陽葵」が1位だった。

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 ベネッセコーポレーションの妊娠・出産・育児ブランド「たまひよ」は2017年11月28日、赤ちゃんの名前に関する調査「たまひよ 2017 名前ランキング」を発表した。新生児17,438人を対象に調査した結果、全体の名前ランキングは男の子は「大翔」、女の子は「陽葵」が1位だった。

 たまひよ名前ランキング」は、ベネッセホールディングスの子会社であるベネッセコーポレションの「たまひよ」が2005年から毎年行っている、赤ちゃんの名前に関する調査。2017年は2017年1月~10月に生まれた新生児17,438人の名前や名前の読み方、漢字などについて調査した。調査対象は「たまひよ」の直販商品を購入した保護者。呼びかけたい「読み」や思いを込めた「漢字」、幸せであるように願う「画数」など、子どもの名前に込められた保護者の思いを大切し、名前の実例を紹介している。

2017年の名付けトレンドは「海外意識」



 名付けのトレンドを調査したところ、名前の最初の音「頭音」ランキングでは、男女とも「ゆ」で始まる名前の人気が高かった。たとえば、男の子は「ゆうと」「ゆいと」、女の子は「ゆい」「ゆあ」など。「ゆ」のほか人気だったのは、「あ」や「り」。いずれも続く音や、その音を持つ漢字が比較的多いことが特徴にあげられる。

 ベネッセコーポレーションは、「ゆ」の名前例として「ゆい」「ゆあ」「ゆいな」などがあげられたうち、2017年の「ゆい」人気は女優・新垣結衣の活躍が反映されたものと分析している。一方、男の子の4音の名前が減少傾向にあることは、「外国での呼びやすさを意識」とコメント。男の子の名前の読み上位50位までは2音の名前が8、3音の名前が39、4音の名前が4と、3音以内への名前の短縮化が進んでいるという。外国人にもわかりやすく、発音しやすい3音以下の名前で、「外国人風ではなく、誰でも呼びやすい名前にしたい」という背景が見られるとしている。

全体ランキングは「大翔」と「陽葵」



 2017年の名前ランキング100を見ると、男の子の名前は「大翔」がもっとも多く、54件あった。「大翔」の1位は2013年以来4年ぶり。おもな読みは「ひろと」。2位には僅差の50件で「蓮(れん)」が入った。

 女の子では、おもに「ひまり」と読む「陽葵」が67件で1位。2016年に続き2年連続の首位だった。2位は63件で「葵(あおい)」がランクイン。3位は「陽菜(ひな)」で60件だった。

漢字ランキング、男の子「太」「翔」「大」は9年連続トップ



 名前に使われる漢字を調査した漢字ランキング20を見ると、男の子は「太」「翔」「大」が9年連続でトップ3入り。ベネッセコーポレーションは、将来の活躍を願って「全体的に『スケール感(広がり)系』が人気」とコメントしている。

 女の子は「菜」が3年連続で1位。トップ20には3位に「花」、11位に「咲」、12位に「彩」、18位に「華」や「桜」など、明るさを連想しやすい花・植物・果実のような、「ナチュラル(自然)系」の人気が現れた結果となった。

 「たまひよ」は、Webサイト内「赤ちゃんの名前ランキング」の結果を掲載中。2017年名前ランキングのうち、項目別に名前ランキングの詳細や読みランキングなどを確認できる。
《佐藤亜希》

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