約29万人のデータに基づく2017年の平均年収は418万円で、職種・業種のランキングではともに金融分野が1位にランクインしたことが、DODAの調査結果より明らかになった。投資銀行業務の平均年収は855万円だった。 パーソルキャリアが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2016年9月~2017年8月末までの間に、DODAエージェントサービスに登録した20~59歳の正社員として就業するホワイトカラー系職種の男女を対象に、平均年収と生涯賃金をまとめた。サンプル数は約29万件。平均年収は、手取りではなく支給額。 2017年の平均年収ランキングは、職種別では全153職種のうち、1位「投資銀行業務」855万円、2位「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」837万円、3位「戦略・経営コンサルタント」722万円、4位「プロジェクトマネージャー」670万円、5位「内部監査」663万円。上位20位中、半数は技術系(IT/通信)と企画/管理系の職種が占めた。 また、業種別では全93業種のうち、1位「投信/投資顧問」741万円、2位「財務/会計アドバイザリー」633万円、3位「たばこ」620万円、4位「医療品メーカー」601万円、5位「総合電機メーカー」572万円。 職種・業種のランキングでは、ともに金融分野が1位にランクイン。超低金利の現在、投資や資産運用への関心が高まり、投信投資顧問・投資銀行・運用などの金融分野では専門職のニーズが増加しているという。 このほか、DODAのWebサイトでは調査結果の詳細や年齢別、都道府県別の平均年収を掲載している。