富士通ラーニングメディア「F@IT Kids Club」体験会…スクラッチ&ロボットプログラミングに初挑戦

 富士通ラーニングメディアが主催している「F@IT Kids Club(ファイトキッズクラブ)」の無料体験会にお邪魔し、「スクラッチコース」「ロボットプログラミングコース」を初めて体験した子どもたちようすを間近で見つめ、同伴した保護者のリアルな声を聞いた。

教育イベント 小学生

F@IT Kids Club体験会 会場のようす
  • F@IT Kids Club体験会 会場のようす
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  • 最初に、プログラミングが日常生活や社会の役に立っていることを説明 (F@IT Kids Club体験会)
  • 課題ができたらカードにスタンプ!スタンプラリーのように夢中に(F@IT Kids Club体験会)
  • スクラッチに初挑戦(F@IT Kids Club体験会)
  • プログラムで息を吹き込んだキャラクターが動くたびに笑顔に(F@IT Kids Club体験会)
  • 基本を覚えれば教材通りではなく個性を出せるのも魅力(F@IT Kids Club体験会)
  • スクラッチの次はロボットプログラミング、集中力は途切れない(F@IT Kids Club体験会)
 現在注目されている子ども向けプログラミング教室では、体験会も多く開催されている。今回は富士通ラーニングメディアが主催している「F@IT Kids Club(ファイトキッズクラブ)」の体験会にお邪魔し、「スクラッチコース」「ロボットプログラミングコース」を初めて体験した子どもたちのようすを間近で見つめ、同伴した保護者のリアルな声を聞くことができた。

「スクラッチ」「ロボットプログラミング」を体験



 2018年1月14日、お正月気分も抜け始めた日曜日、人もまばらなオフィスビルにありながら、F@IT Kids Club品川校には親子連れのにぎやかな姿があった。

F@IT Kids Club体験会 会場のようす
F@IT Kids Club体験会 会場のようす

 「F@IT Kids Club」が提供しているコースは、小学1年生から始められる「スクラッチコース」と小学3年生から始められる「ロボットプログラミングコース」の2つ。オリジナル教材を使ったプログラミングを学ぶことで、プログラミングスキルはもとより、考える力、伝える力を養うことを目指している。今回は、2コース両方の体験を希望している2組の親子に密着し、体験のようす、体験後の感想をお聞きすることにした。密着したのは、小学4年生の亮太くんとお父さま、同じく小学4年生の杏ちゃんとお母さまだ。

最初に、プログラミングが日常生活や社会の役に立っていることを説明(F@IT Kids Club体験会)
最初に、プログラミングが日常生活や社会の役に立っていることを説明

楽しくて止められない! スクラッチ体験



 まずは2コースのうち、スクラッチコースの体験からスタート。用意されたテキストどおりに進めていくと、最後にはシンプルだけれど楽しい手作りゲームができあがる。ゲーム作りをとおして、スクラッチによるプログラミングを知り、プログラミングを楽しんでもらうことが体験の主旨だ。

課題ができたらカードにスタンプ!スタンプラリーのように夢中に(F@IT Kids Club体験会)
課題ができたらカードにスタンプ!スタンプラリーのように夢中に

 ゲームを作るには、「キャラクターに動きをつける」「背景を変える」「音を出す」「得点を表示する」といったことが必要になるが、それができるたびに配布されたカードに「でじっと(F@IT Kids Clubのマスコットキャラクター)」のスタンプを押してもらえる。ゲーム完成と同時にカード上のスタンプもいっぱいになるわけだ。

 はじめは慣れないようすだった亮太くん、杏ちゃんも、慣れてくるとスタンプを早く押してもらおうと必死にチャレンジ。担当講師の愛称「たま」さん(本名:日下部 珠恵さん)に手助けしてもらいながら、テキストどおりにキーボードやマウスを操作していく。隣の親御さんも、やはり真剣。親子そろって、はじめてのスクラッチにチャレンジして、できるたびに拍手をして喜び合う姿が見られた。

プログラムで息を吹き込んだキャラクターが動くたびに笑顔に(F@IT Kids Club体験会)
プログラムで息を吹き込んだキャラクターが動くたびに笑顔に

 同じスクラッチ、同じテキストでも、プログラミングには個性が出る。初心者の小学生2人でも、キャラクターの動かし方、音の出し方、背景の選び方には個性が出ていて、亮太くんのペンギンはきっちり枠の中で大きくなったり小さくなったりするのに対し、杏ちゃんのペンギンは枠をはみでるほど大きくなった。どちらが正解というわけではなく、あくまで個性なのだ。

基本を覚えれば教材通りではなく個性を出せるのも魅力(F@IT Kids Club体験会)
基本を覚えれば教材通りではなく個性を出せるのも魅力

 夢中に取り組む2人に、たま先生が「大丈夫?休憩時間だけどお休みする?」と声をかける。しかし、2人の答えは「ううん、もっとやる」。どうやら楽しくてしかたがないようすだ。

ロボットを動かす! マインドストーム体験



 それでも時間は待ってくれない。スクラッチ体験の制限時間が近づき、次はロボットプログラミングコースを体験。教育版レゴマインドストームREV3(MITとレゴ社が共同開発した学習用ロボットキット)を使って、パソコンで作ったプログラムをロボットにダウンロードし、実際に動かしてみるという体験だ。ロボットは車の形にすでに作成してあるが、車を回転させるには簡単な算数の知識が必要になる。なぜなら、プログラミングの際に角度を入れなくては回転できないからだ。

スクラッチの次はロボットプログラミング、集中力は途切れない(F@IT Kids Club体験会)
スクラッチの次はロボットプログラミング、集中力は途切れない

 そうした算数の知識も少しずつインプットしながら、コマンドをパソコンに並べていき、思い通りにロボットが動くかを確かめていく。スクラッチに続いて、ロボットプログラミングも子どもたちはやっぱり夢中に。「超音波を使って壁を認知し、5cm手前で止まらせる」のはずが、50cm手前で止まってしまうと、走るようにロボットをパソコンのところまで持っていって数値を修正。すぐに5cm手前停止を成功させていた。

「速さをプログラミングしてどちらが速いか競争したい!」やりたいこともどんどん広がる(F@IT Kids Club体験会)
「速さをプログラミングしてどちらが速いか競争したい!」やりたいこともどんどん広がる

 プログラムには正しいか間違っているかの2つだけで、中間はない。間違っていれば動かないが、正しければ見事に動いてくれる。正しく動いたときの達成感は格別だ。一方で、「プログラミングの答えは1つじゃないというのが楽しいところ」だと、たま先生はいう。「ロボットは正しく動くか間違って動くかしかないが、その方法は複数ある。その喜びを子どもたちに知ってほしい」と、子どもたちへの思いを語った。

「プログラミングの答えは1つじゃないというのが楽しい」というたま先生(F@IT Kids Club体験会)
「プログラミングの答えは1つじゃないというのが楽しい」というたま先生


体験後の参加者の声



子どもの視点「もっとキャラクターを動かしたい」(杏ちゃん)



 杏ちゃんがプログラミング教室の体験会に参加したのは初めて。ロボットプログラミング体験も楽しかったが、スクラッチ体験の方がもっと楽しかったと話してくれた。スクラッチでは「キャラクターを自分で決めてそれを動かすのが楽しかった」という。たしかに杏ちゃんは、スクラッチプログラミングをしている際、与えられたテキスト通りだけでなく、背景の入れ替えを2回行ったり、キャラクターをものすごく大きくしてみたり、自分なりにさまざま工夫していた。キャラクターを思い通りに動かしていく、その過程がとても楽しくてしかたなかったのだろう。一方、ロボット体験ではロボットが発声する「Go!」の発音の良さに大うけ。英語も楽しみながら体験できたようだ。

1時間半の体験会は集中してあっという間に終了(F@IT Kids Club体験会)
1時間半の体験会は集中してあっという間に終了

 カードには全部「でじっと」のスタンプが押され「これからも、プログラミングをやってみたい」とにっこり。隣で見ていたお母さまも「自分もこんな楽しい学習がしたかった。想像力を働かせて、どんどん自分が思う世界を広げてほしい」と少し羨ましそうに語った。

子どもの視点「達成感があって楽しい」(亮太くん)



 亮太くんもプログラミング教室の体験会は初めてだというが、制限時間内に2つの体験の両方とも、すべてのスタンプをゲットした。スタンプをもらうときの達成感が楽しかったのだという。テキストを見ながら、どんどんプログラミングを進める姿は初めてとは思えないほど。家ではお父さまと一緒にパソコンを使うことも多いという亮太くん、手慣れた操作も納得だ。ロボットプログラミングがかっこよくて楽しかったと話す亮太くんは「ほかにもいろいろプログラミングを体験してみたいと思う」と笑顔で語った。

 亮太くんの隣でもくもくと適切なアドバイスをされていたお父さまは、実はプログラミング業界にかかわるお仕事をされているとのこと。体験会に参加した感想などを伺った。

プログラミング体験会の感想を語る亮太くんとお父さま(F@IT Kids Club体験会)
プログラミング体験会の感想を語る亮太くんとお父さま

父親の視点「ミスをして思い通りにならない経験をするのは良いこと」(亮太くんのお父さま)



 亮太くんのようすを見ていて気づいたのは、個性が出ているなということだという。「(亮太くんは)ほかの勉強も、基礎的なことをわかった気になって進めることがある。プログラミングでも、基本的なところで間違えているのにどんどん先に進もうとする。プログラミングには特に、自分が出ますから」と、わが子の学習パターンから分析。また、プログラミング体験で得られることについては、「プログラミングは書いた通りにしか動きません。ミスをして思い通りにならない経験をするのは良いことですね」と技術者ならではの視点で“経験”の大切さを語った。

体験会のオリジナル教材と、でじっとのスタンプでいっぱいのカード(F@IT Kids Club体験会)
体験会のオリジナル教材と、でじっとのスタンプでいっぱいのカード

 2020年、小学校ではプログラミングが必修化され、大学では入試改革が行われるが、その背景には社会の大きな変化がある。「子どもたちが大人になるころ、その65%はまだ存在しない職業に就く」(デューク大学研究者 キャシー・デビットソン)と言われる激動の社会のなかで、10年後、20年後の人材像は大きく変わらざるを得ない。そのキーワードには「AI(人工知能)」「ロボティクス」「IoT(Internet of Things)」「クラウド」があり、それは確実にITリテラシーが必要となる世界である。喜々としてプログラミング体験をする子どもたちを見ながら、教育が変えていく未来を楽しみにしたいと感じた体験会だった。

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《渡邊淳子》

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