「ほめて伸ばす」1位は秋田・山梨、しかって伸ばす1位は?

 子どもの育て方について、「褒めて伸ばすようにしている」に同意した人がもっとも多かった都道府県は「秋田県」「山梨県」であることが、ソニー生命保険が公表した調査結果より明らかになった。「叱って伸ばす」の1位は「神奈川県」だった。

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 子どもの育て方について、「褒めて伸ばすようにしている」に同意した人がもっとも多かった都道府県は「秋田県」「山梨県」であることが、ソニー生命保険が公表した調査結果より明らかになった。「叱って伸ばす」の1位は「神奈川県」だった。

 47都道府県別生活意識調査は、ソニー生命保険が全国の20歳~59歳の男女を対象に実施したもの。各都道府県100名、計4,700名の有効サンプルを集計している。調査期間は2017年11月7日~15日。

 子育てのしやすさ自慢の1位は、46.0%で「福井県」だった。2位「鳥取県」22.0%、3位「滋賀県」20.0%、4位「佐賀県」19.0%。5位は同率で「富山県」と「宮崎県」が18.0%でランクインした。トップ10には西日本の県が多くランクインしており、子育てのしやすさは西高東低の傾向が見られた。

 教育水準の高さ自慢でも、「福井県」が27.0%で1位。2位は同率で「秋田県」と「富山県」が各21.0%、4位も同率で「石川県」と「奈良県」の14.0%が続いた。上位には、文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)のランキングで名前があがる県が多くランクインしている。

 家庭での教育方針について、「親が導いてあげたい」という意見に同意した人が多かった都道府県は、1位「奈良県」34.0%、2位は同率で「秋田県」「福島県」「東京都」各30.0%、5位も同率で「三重県」「和歌山県」各29.0%となった。一方、「子どもを自由にさせたい」では、1位が同率で「群馬県」「福岡県」各46.0%、3位「滋賀県」44.0%、4位「岩手県」42.0%、5位「山梨県」41.0%という結果だった。

 子どもが学ぶポイントについての考えでは、「苦手を克服してほしい」の1位が「滋賀県」30.0%、2位「東京都」28.0%、3位「千葉県」27.0%。「得意なことを伸ばしてほしい」の1位は同率で「群馬県」「愛知県」「広島県」各45.0%、4位も同率で「大阪府」「高知県」「長崎県」「沖縄県」各43.0%だった。

 子どもの育て方について、「褒めて伸ばすようにしている」は同率で「秋田県」「山梨県」54.0%が首位に立った。3位以下には、「滋賀県」52.0%、4位「佐賀県」51.0%、5位は同率で「千葉県」「京都府」各50.0%がランクインした。一方、「叱って伸ばすようにしている」の1位は「神奈川県」15.0%だった。2位には「滋賀県」「熊本県」「東京都」「富山県」が13.0%で並んでいる。

 子どものスマホ・ゲームでの遊びにおいて「好きに遊ばせている」の1位は「新潟県」32.0%。2位は「大分県」30.0%、3位は「長野県」で28.0%だった。「時間や内容を制限している」1位は「滋賀県」44.0%、2位「京都府」41.0%、3位は同率で「奈良県」「鹿児島県」「大阪府」40.0%と、上位5県中4県が近畿地方だった。

 子どもの将来のワークライフバランスについては、「バリバリ働いて稼ぐ人になってほしい」の1位が「東京都」20.0%、2位が同率で「茨城県」「三重県」「長野県」各18.0%だった。5位は17.0%の「佐賀県」だった。仕事とプライベートをバランスよく楽しめる人になってほしい、と答えたのは、最多が「滋賀県」で52.0%、ついで同率で「熊本県」「北海道」50.0%、4位が同率で「茨城県」「岐阜県」49.0%が上位にあがった。
《外岡紘代》

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