高校ラグビー、第19回春のセンバツ…注目の関東勢は?

 あと1か月余りの2018年3月23日から、第90回選抜高校野球大会が甲子園球場で始まる。「春を呼ぶセンバツ」とも言われており、「センバツ=春」の季語ともいえるくらいのものである。

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【THE INSIDE番外編】高校ラガーたちの“センバツ”を目指す熱き戦い
  • 【THE INSIDE番外編】高校ラガーたちの“センバツ”を目指す熱き戦い
  • 2月の澄んだ空気がグラウンドを包んでいた
  • スピードと展開力で桐生一を圧倒した茗溪学園(水色・黒)
  • よく晴れて青空も出た熊谷ラグビー場
  • 桐蔭学園(紺)と専大松戸(緑)の戦い
  • 桐蔭学園SH亀井君(9番)の球出し
  • 桐生一の試合前の円陣
  • 熊谷ラグビー場のシンボル等
あと1ヶ月余りの3月23日から、第90回選抜高校野球大会が甲子園球場で始まる。「春を呼ぶセンバツ」とも言われており、「センバツ=春」の季語ともいえるくらいのものである。

しかし、「センバツ」は高校野球だけではない。3月下旬からは、高校ラグビーもセンバツ大会が開催される。今年で19回目となるが、正式には「第19回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会」である。

2000年から始まった(2011年は東日本大震災の影響で中止)のだが、花園の選手権大会とは異なり、各県1校(北海道と東京都2校、大阪府は3校)とは限らず、全国9地区から、地区新人大会で上位の成績を残した学校が選ばれる。さらには、実行委員会推薦枠出場校として花園を目指す戦いが激戦区となっている県などを中心として、選出されるかつてのチャレンジ枠がある。これは、センバツ高校野球の21世紀枠に類似した選出方法といっていいであろう。

こうして、全国から32校が選出され、これが4校ずつ8つのブロックに分かれてリーグ戦を行い、1位校の8校が決勝トーナメントに進出するというシステムで優勝を争われる。

過去の実績では東福岡が優勝6回、準優勝2回と圧倒的な強さを示している。また、大阪勢も常翔啓光が啓光学園時代を含めて優勝3回、東海大仰星が優勝2回、準優勝2回、大阪桐蔭と常翔学園(旧大阪工大高)がそれぞれ優勝1回でレベルの高さを示している。

2015年には今年の花園決勝と同じ顔合わせの大阪対決の決勝があり、東海大仰星が大阪桐蔭を下して優勝している。また、2013年には大阪朝鮮、大阪桐蔭、常翔学園、東海大仰星と大阪勢4校がベスト4入りするなど西高東低となっている。

そんな中、関東勢としては桐蔭学園が優勝1回、準優勝4回と気を吐いている。他には正智深谷が埼玉工大深谷時代を含めて優勝2回、深谷が準優勝1回。埼玉県としては毎年、開催地枠が設けられており、関東大会でベスト8に残れば選出されているが、開催地代表としては、やはり決勝トーナメントのベスト8にはどうしても残りたいところであろう。

関東地区新人大会が開催された熊谷公園ラグビー場
今年のセンバツ高校ラグビーの代表選考の対象となる関東地区新人大会は、本大会と同じ熊谷公園ラグビー場で開催された。2019年の会場でもある熊谷公園ラグビー場は、現在メインスタジアムは市をあげての改修工事中ということもあって、大会はBグラウンドとCグラウンドで開催されている。

ベスト4に残った学校はほぼ出場決定となるが、顔ぶれとしては桐蔭学園、茗溪学園、流通経済大柏、深谷という花園でも常連となっている各校が残った。いずれも各県大会1位校でもあり、県内では安定した強さを示しているところでもある。

注目したいのは県大会2位校ながら、1回戦で1位校を下したところである。國學院久我山に勝った佐野日大と、群馬1位の明和県央に大勝した東海大相模だ。また、東京都2位の東京は栃木県の花園常連校の國學院栃木と19対19のドローで抽選で2回戦に進出した。その中で、東海大相模は「実力的には、全国でもベスト16~8に残れるくらいの力はあるのだけれども、桐蔭学園がいるので全国に出られない」というくらいに、高い評価を受けているので、センバツ大会には選出される可能性も高いのではないだろうか。

試合前の國學院栃木の選手たち
西日本勢に比べると、ベスト8以上の顔ぶれからしても、このところの劣勢は免れない関東勢である。それだけに、地元関東の熊谷で開催されるセンバツ大会では、何とか上位に残って関東の高校ラグビーも元気だということを示したいというのも本音であろう。

その一番手が桐蔭学園ということになるのだろうが、まずは関東地区の大会で桐蔭学園と競い合って、より高いレベルへと飛躍するところが出てくるのだろうか。それに続く存在としては茗溪学園や流通経済大柏の頑張りにも期待したい。

開催県枠としては、昌平が出場できそうだ。出場できれば、昌平はこの冬の花園に続いての全国大会進出ということになる。同じ埼玉県では1位校の深谷とともに期待はかかる。また、関東5枠目として東海大相模が出場できるのかというところも注目したい。

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《手束仁@CycleStyle》

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